これまで不要なファイルやアプリケーション、メールを削除し、ディスク容量を増やす方法を説明してきた。今回は、バックアップデータの大掃除を取り上げる。

 Windows 10では、自動でシステムの状態を保存する機能や、大事なファイルを誤って消したときなどに備えてファイルの履歴を保存する機能がある。これらのバックアップ作業は重要だが、バックアップデータ1回分が1Gバイトを超えることもある。初期設定のままバックアップ機能を使っていると、何Gバイトもの使わないバックアップデータがディスクの空き容量を圧迫しているかもしれない。こうした、PC内部にこびりついているような不要データは結構あるはずだ。

 そこで今回は、バックアップデータの大掃除をして、ディスク容量を圧迫しないよう設定を見直してみよう。大掃除のポイントは、バックアップの仕組みごとに不要なバックアップデータを見つけることだ。

システムの復元ポイントを見直す

 例えばWindows 10には、自動的に「システムの復元ポイント」を作成する機能がある。この機能は、システムファイルの状態を保存しておくものだ。アプリのインストール後などにPCの状態が不調になったら、保存しておいた復元ポイントを利用して、正常に動作していた過去の状態にシステムを戻せる。

 しかし、システムの復元ポイントは定期的に作成されるほか、Windows Updateの実行前、周辺機器を追加するときなど、システムに重要な更新が加える直前に自動的に作成される。また、フリーソフトをインストールする前などに、自分で復元ポイントを作っておくことも可能だ。そのため知らず知らずにデータ容量が膨らみやすい。

スタートメニューを開き、検索欄に「システムの復元」と入力。「復元ポイントの作成」を起動する
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 復元ポイントは、ローカルディスク内に作成される。復元ポイントを保存しておくディスク容量は、自分で変更できる。大きな容量を割り当てておくと、それだけ多くの復元ポイントを保存しておけるが、その分ディスクの容量を占めてしまう。そこで今回の大掃除では、復元ポイントが占めるディスク容量をチェックして、大きすぎる場合は割り当てるディスク容量を適切な値まで減らすことを考えてみよう。

 1回の復元ポイントの作成に何Gバイトを使うかは、PCによって異なる。保存されている復元ポイントの数を調べて、「現在の使用量」をその数で割ると、1回あたりのおおよその容量が分かる。下の画面の例では、「最大使用量」に10Gバイトが設定されており、現在の使用量は7.41Gバイト。現在は7つの復元ポイントが保存されていることから、1回あたり1Gバイト超を使っている計算だ。

 ローカルディスクの空き容量が十分にあるなら特に変更する必要はないが、なるべく空きを作りたいなら、「最大使用量」を少し減らしてもよい。あまり古い復元ポイントを利用する機会はないので、3つくらいの復元ポイントが保存できるよう、4Gバイト程度を割り当てればよいだろう。

 まず、1回あたりの復元ポイントのサイズを調べてみよう。「構成」を開いて、復元ポイント全体のディスク使用量と、現在、復元ポイントの保存に使われている容量を確認する。

「システムのプロパティ」画面が開くので、「構成」をクリック
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この例では、最大10Gバイトまで復元ポイントの保存に使用し、現在は7.41Gバイトが使用されていることがわかる。「最大使用量」のスライダーをドラッグして、保存領域の容量を変更できる。いったん「キャンセル」を押して戻る
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