大手携帯電話キャリア3社の中で、コンシューマー向けのスマートホーム事業に最も積極的なのがKDDIだ。2018年1月には、企業向けサービス「with HOME」の提供も開始し、au携帯電話や光回線契約者以外のユーザーもKDDIのスマートホームが利用できるようになった。住宅会社やエネルギー会社などを巻き込み、スマートホーム事業の拡大を図る。

 KDDIがスマートホームサービス「au HOME」を開始したのは、2017年7月のこと。以来、機能強化のバージョンアップをはじめ、取り組みをますます本格化している。

 au HOMEは、基本的にau携帯電話または、auひかりのオプションサービスとして提供されるものだ。無線通信アダプタと呼ばれる機器、または高機能タイプのauひかりホームゲートウェイが、各種デバイスとWi-Fiルーターを仲介。インターネットを通じてスマホによる家電の操作や見守り機能を可能にする。スマートホームの各種機能は、すべてスマホの「au HOMEアプリ」で統合的に管理することが可能だ。

au HOMEの概要を示す図。無線通信アダプタと呼ばれるゲートウェイ機器が、Z-WAVEデバイスとインターネットを仲介する(資料:KDDI)
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 デバイスの通信規格にはZ-WAVEを採用している。一部を除き、au HOMEのデバイスはZ-WAVEを用いて、無線通信アダプタと通信する。デバイスの通信方式としてはBluetoothやZigBeeが一般的な中、Z-WAVEを採用したことについて、KDDIホームIoT企画部長の渡辺和幸氏は「通信の安定性を重要視しZ-WAVEの採用を決めた」と話す。