帝人は炭素繊維をはじめとした高機能繊維材料と木材を組み合わせた建築物用の集成材、AFRW(Advanced Fiber Reinforced Wood)を用いた世界初の建物を建築する。建設事業では、前田建設工業と高知大学の協力を得る。

 場所は東京都日野市内にある同社東京研究センターの敷地内で、2018年10月に着工した。延べ面積約180m2の平屋建ての建物で、講演やミーティングなどの場として多目的利用する。工事は19年3月末までに終える予定だ。

 建設予定の建物では、長さ約8mの梁部材を使用する。曲げ剛性を強化できるAFRWの特性を生かして長さ5mの張り出し部を設けている。

帝人が同社敷地内での建設事業を進めている建物の完成イメージ(資料:帝人)
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ミーティングや講演など多目的利用を予定する建物の内観イメージ。内部空間には木質の意匠が残る(資料:帝人)
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 完成後は7年間にわたって前田建設工業と共同で、梁部材として使用したAFRWの振動時の耐久性などを確認していく。さらに、施設内には開発した集成材のサンプルを置き、温度変化をはじめとする通常使用での環境暴露による接着性能の変化などを検証する。

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