SEは転職に関心があるのかどうか。こんな素朴な疑問を解消するため、日経 xTECHは2018年9月末から「IT人材の転職意識調査」を実施した。その結果を一挙公開。

 日経 xTECHが実施したアンケート調査では、転職に対して感じている不安や体験談などを、自由記述欄に寄せてもらった。集まったコメントは、159件に上った。代表的なコメントから、SEの転職事情に迫ってみたい。なおコメントは、表記の調整や文体の統一など、若干の編集を加えた上で引用している。

 まずは、転職に関する不安についてのコメントだ。内容を分析してみると、懸念はいくつかのポイントに集中している。その1つが、年齢だ。

 スキルはあると思うが、年齢のハードルを高く感じている。(40代、コンサルタント)

 50歳手前になり、転職したくても年齢で落とされるのではという不安がある。そのため、知り合いに仕事の空き(転職先)がないかお願いしている。(40代、システム運用/サポート)

 このように年齢をハードルだと感じているコメントは、40代から増える。50代以上になると、実際に壁に直面した経験談も寄せられている。

 年齢的に60歳というのは、派遣さえも定年だと聞いた。先日も募集先に電話で問い合わせたところ、年齢を聞いて失笑される始末だった。再就職ができるのか大きな不安を抱えている。でももう今の会社は辞めなければ、自分が壊れてしまう。(50代、研究開発)

 年齢の問題は大きい。前に転職した際には、そのときの年齢(40歳程度)の技術者は要らないと、はっきり言ってきた企業もあった。(50代、その他)

 仕事内容で選ぼうとしても、現実には年齢制限がある。転職サイトでも、どうしようもない旨の回答があった。中高年でも働ける人は私の他にまだまだいると思う。いっそ、中高年向けの転職サイトを設ければ需要があるのではないか。(50代、その他)

 こうしたコメントがある一方、40代ならまだまだチャンスがあるという前向きなコメントも見られた。人材不足が深刻化する中で、以前よりも年齢によるハードルが下がっているのかもしれない。

 前職の仕事の少なさと、同族企業のワンマンぶりに嫌気が差して、先月転職した。小さい子供がいたので転職はムリだと思っていたが、あっさり決まり、人手不足を実感している。現在の会社は、前職と比べると大変居心地が良く、仕事も適度に面白く給料も上がり、大変満足している。前職は、自分の意見をあまり主張しない、おとなしい人が多い環境が自分に合っていないと感じたまま、5年間も我慢してしまった。(40代、SE)

 転職サイトに複数登録しているが、職種が影響しているのか、募集メールの量が多過ぎて確認しきれない。転職エージェントではなく、直接、募集企業からスカウトの問い合わせが届くことがある。(40代、社内SE)

 今の時代、40代でも転職は諦める必要はない。応募するだけは無料なので、諦めない。(40代、研究開発)

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