「明日は堅めの取引先を訪問するので、ビジネスカジュアルで来てほしい」。転職して1カ月。カジュアルスタイルでの勤務に慣れてきた頃、突然、上司にこう言われた。

 きちんとした服装と言えば前職でいつも着ていたスーツしか思い浮かばない。しかし言われたのは「ビジネスカジュアル」。スーツほどかっちりした服装ではなく、かといってカジュアルになり過ぎないという意味だろうが、一体何を着用していけばいいのか――。

 カジュアルな服装で仕事をする人だけでなく、スーツ勤務が中心の人にとっても難しいのが「ビジネスカジュアル」です。きちっとしているビジネスと、自由度の高いカジュアルという異なる意味合いを持つ2つの言葉がつながっており、曖昧に感じる人も多いのではないでしょうか。

 取引先に出向く場合、適当に選ぶわけにはいきません。取引先を含めて周囲から大きく外れないように、かつ相手に好印象を与えるように服装を選ばなければなりません。今回はそんな社外の人に会う際にも問題ない、ビジネスカジュアルの基本を解説します。

絶対に外さないジャケパンスタイル

 繰り返しになりますが、ビジネスカジュアルと呼ぶ服装は非常に曖昧です。シャツを羽織る程度を指す職場もあれば、ジャケット着用が前提の職場もあります。所属する会社や、取引先などによってビジネスカジュアルの指す内容は異なると考えておきましょう。

 冒頭の例のように取引先と会う場合は、会社の看板を背負うことになるといっても過言ではありません。相手に信頼感を与え、親しみを感じてもらえる服装が、自分の所属する職場の信頼や親しみに通じることになります。そうした観点も踏まえ、服装を選んでみましょう。

 曖昧なビジネスカジュアルですが、絶対に外れないスタイルが存在します。それが「ジャケパン」スタイルです。ジャケパンはジャケットとパンツの組み合わせを指します。

 ジャケットとパンツというと「普通のスーツスタイルでは」と疑問に思う人がいるかもしれません。スーツとジャケパンスタイルの違いは、ジャケットとパンツの色を変えるという点です。上下の色を変えることで、かっちりしたスーツスタイルをカジュアルな雰囲気に崩していきます。

 ジャケットとパンツを異なるものにするので、組み合わせはたくさん出てきます。Yシャツは白を選ぶのが基本です。そのうえでお薦めなのが、「無地のネイビーのジャケットに無地のグレーのパンツ」「無地のグレーのジャケットに無地のネイビーのパンツ」の2つの組みわせです。

ネイビーのジャケットにグレーのパンツのジャケパンスタイル
(写真:小野さやか、以下同)
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グレーのジャケットにネイビーのパンツのジャケパンスタイル
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 パンツはカジュアルな「チノパン」、スーツに近い「スラックス」のどちらでも構いません。カジュアルスタイル向けに選んだチノパンを流用することもできます。金融など堅めの業種と接する場合は、よりかっちりとした印象になるのでスラックスをお薦めします。

 暑い夏、相手に涼しげな印象を与えたい場合は、水色のYシャツもお薦めです。さらに涼しげな印象になります。

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