企業向けシステム構築を手掛けるITベンダーでSEとして働き続けて10年以上たった。金融業界や公共などを担当してきた。そんな自分がITエンジニアとして幅を広げようと、消費者向けサービス開発を手掛けるITスタートアップに転職した。仕事の内容はわくわくしているが、1つ大きな問題がある。それは服装だ。

 実はこれまでスーツ以外で会社に行ったことがない。一方で新しい職場は、スーツを着ている人は皆無だ。初日は挨拶のためスーツで出勤してみたものの、周囲を見渡すとジャケットを羽織る人も少なく、みなカジュアルな服装で勤務している。明日からスーツだと浮きまくるのは間違いない。

 これまでを振り返ると仕事中心の生活で私服に気を遣うことは就職してからほとんどなかなったな。休日に誘われた飲み会も、着る服がなくて休日出勤のふりしてスーツで参加したくらいだ。私服といわれてもスーツの中に着るワイシャツにチノパンを合わせるくらいしか思い浮かばない。

 もうそれなりにいい歳だし、環境も変わるのだから服装に気を遣ってみようか。それよりもまずは、職場で浮かない服装をしなければ。学生時代に持っていた私服があったはず。明日はそれを引っ張り出して着てみよう――。

みんながカジュアルな職場で何を着用すべきか

 転職に限らず、最近はスーツを着用する機会が減っているというITエンジニアの方は多いのではないでしょうか。デジタル関連のシステム構築を手掛けたり、AI(人工知能)などの先端技術を使って新サービスを作ったりするような職場など、あえてカジュアルな私服に近い服装での出勤を奨励する職場も登場しています。

 ではいったい、何を着て行けばいいのか。長年スーツで出勤していた方の中には、「今まで服装に気を遣っていなかったので、職場に着ていく私服の選び方が分からない」と悩む方もいるのではないでしょうか。

 異動や転職で新しい職場に異動して心機一転のはずなのに、服装のせいで相手から頼りなく見られたり、あるいは敬遠されたりではもったいないです。服装に気を遣うことで、相手に与える印象は様変わりします。相手に与える印象が変われば、相手が自分を見る目が変わり、自分の意識も大きく変わっていきます。

 外見に気を遣うことで、自分が周囲に与える印象を高めましょう。そして今まで築き上げたITエンジニアとしてのスキルを基に、相手とのコミュニケーションを円滑に取れる「デキるエンジニア」を目指しましょう!

 以下では私服で出勤する際にやってはいけない2つの「合わない」を紹介します。いくら私服スタイルとはいえ仕事です。周囲がカジュアルだからといって、学生時代から愛用しているシャツや、大好きな夏フェスで買ったカラフルなTシャツを着ていませんか。

 私服で出勤という場合、最低限まず以下の2つのポイントを押さえましょう。職場で浮かない私服スタイルを作れます。

職場で浮く原因はチグハグな印象の洋服

 私服で出社したら、周囲と比べて野暮ったく見えて浮いてしまう。こうなる理由は2つの原因が考えられます。以下の写真は冒頭の宣言の通り、学生時代の私服を引っ張り出して着用したカジュアルな私服スタイルです。どこが野暮ったさの原因か考えてみてください。

NGなファッションの例。野暮ったく見える
(撮影:小野さやか、以下同)
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