今や技術者を中心としたビジネスパーソンで、自己修復材料を知らない人は少数派のようだ。日経 xTECHと日経BP総研が共同で、技術者を中心とする実務者1446人にアンケートを実施したところ、自己修復材料を認知している割合は9割を超えていた。自己修復材料に関心を持つ実務者の割合も82.1%に及んだ。

自己修復材料に対する認知度と関心を尋ねた結果。実務者1446人から回答を得た(資料:日経 xTECH)
[画像のクリックで拡大表示]

 自己治癒材料とも呼ばれる自己修復材料は、傷が付いても材料自らがそれを修復してしまう次世代材料だ。自己修復性を持つ材料は、ステンレスのように古くから存在するものがある一方、高分子や金属、セラミックスなどさまざまな材料分野で研究や開発が進められている。

 損傷部を材料自身で修復できれば、その材料を用いた製品・構造物の耐久性や信頼性が増す。結果として、メンテナンスをはじめとするコストの削減も可能になる。研究が進められている材料の領域は多岐にわたり、適用を期待できそうな製品や構造物も多様なので非常に魅力的だ。

 調査では、自己修復材料として有望な分野を確認した。すると、材料領域に対する期待度では高分子系材料が頭一つ抜けていた。それでも他の分野への期待度が小さいわけではない。幅広い材料領域に対して期待が寄せられている状況だ。

自己修復材料を認知している人を対象に、有望な材料分野を選んでもらった結果。高分子材料が最も多いものの、有望とみている材料は多岐にわたることが分かる。複数回答(資料:日経 xTECH)
[画像のクリックで拡大表示]

この先は有料会員の登録が必要です。今なら有料会員(月額プラン)は12月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら