マツダの革新をデザインで引っ張ってきた同社常務執行役員デザイン・ブランドスタイル担当の前田育男氏に聞く「デザイン論」。テーマは「相克」。伝統と革新、普遍性と時代性、マスとニッチ、合理性と無駄、光と影…。デザインとは、表裏一体、時として相反する命題に向かい合い、1つの「形」にまとめ上げるという宿命を持つ。そのデザインを頼みとし、マツダという会社を通して世界市場へと打って出た前田氏だけが語り得る「生きた」話を連載します。聞き手を務めるのは、同氏と中学・高校の同級生だった日経BP総研 未来ラボ フェロー 仲森智博です。
前田育男
マツダ 常務執行役員デザイン・ブランドスタイル担当
前田育男 1959年生まれ。修道中学・高等学校、京都工芸繊維大学卒業。1982年にマツダに入社。横浜デザインスタジオ、北米デザインスタジオで先行デザイン開発、FORDデトロイトスタジオ駐在を経て、本社デザインスタジオで量産デザイン開発に従事。2009年にデザイン本部長に就任。デザインコンセプト「魂動」を軸に、商品開発、展示会や販売店舗のデザインなど総合的に推進するプロジェクトをけん引した。2016年より現職。

日経BP総研のWebメディア「ものづくり未来図」から転載