アジャイル開発、「試みず」が8割弱

「あなたが関わった案件では、アジャイル開発を導入していますか」に対する回答
進まぬアジャイル開発
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 利用部門の要求が頻繁に変わろうとも、機動的かつ迅速にシステムを開発できる手法の一つがアジャイル開発である。短い期間で設計、製造、テストを何度も繰り返して、システムを完成させるやり方だ。代表的なアジャイル開発手法「スクラム」が登場したのは1990年代で、それなりに歴史もある。

 さぞかし日本でもアジャイル開発を採用するケースが増えていることだろう。こう考え、ユーザー企業とITベンダーに、「あなたが関わった案件では、アジャイル開発を導入しているか」と尋ねた。

 結果は意外。「導入は試みていない」が8割弱で最も多かった。これに「教育などはしていないが、導入はしている」、「アジャイル手法を教育したうえで導入している」、「導入を試みたが頓挫した」が続く。

 日本では、アジャイル開発はいまだに定着していない。だがアジャイル開発を適用しやすい領域は増えつつある。その代表が、企業利用を想定したスマホアプリの開発。従来の開発手法とアジャイル開発の両方の利点を生かす「エンタープライズアジャイル」と呼ぶ新手法も登場し、今後の普及が期待される。