ITシステムを構築するためには、ハードウエアやソフトウエア、サービスを調達しなければならない。企業が賢くIT製品・サービスを調達するために知っておくべき基本をまとめたのが本記事。古い記事だが、今でも役に立つことがあるかもしれない。チェックしてみてほしい。

※社名や製品・サービス名、人物の肩書、コメントなどは2003年執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

「半値8掛け…」は本当にあるの?

 「半値8掛け2割引き(68%引き)」。もともとは相場の底値の目安を示す言葉だが、転じて大幅値引きを意味するようになった(「半値8掛け5割引き」ということもある)。

 ハードウエアに関しては、この言葉がそのまま適用できる商談が少なくない。ある金融業のシステム担当者は「2億円の大型ストレージを、5000万円以下で購入したことがある」と明かす。割引率は75%を超える。ここまでいかなくても、30%台の値引きはよくある。

 もちろん、ベンダーが大幅値引きをするのには、それなりの思惑がある。ベンダーは製品ではなく、その後の「保守料」で稼ごうとしているのだ。保守料は製品の標準価格に対して一定の料率でかかるってくる。このためどれだけ値引きをしても、保守料は変わらない。これはソフト製品についても同じである。

 「保守料狙い」で売り込みをかけてくるベンダーもあるので注意が必要だ。食料品メーカーのシステム担当者はUNIXサーバーを購入したとき、「ベンダーの営業担当者に『同じ値段で、一つ上のクラスの製品を提供しますがいかがでしょうか』と勧められた」と話す。