ITエンジニアの人件費はシステム構築費用のかなりの部分を占める。この構造は今も昔も変わらない。システムの仕事を進める上で知っておきたい人件費や交渉・契約に関する基礎知識について、日経コンピュータ2003年6月16日号の特集「ITコスト99の謎」から抜粋した。

※社名や製品・サービス名、人物の肩書、コメントなどは2003年執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

ITエンジニアの相場はいくら?

 ベンダーは派遣するエンジニアの単価(料金)を職種別に決めている。本誌が50社超のユーザー企業に聞き取り調査したところ、SE(システム・エンジニア)の単価は月額80万円から200万円強まで開きがあった。「100万~130万円」といったところが中心帯だ。多くのユーザーは「『SEは100万円』を基準としてベンダーと交渉する」としている。

 大手ベンダーのSE単価は、この相場よりも高い。一種のブランド料である。富士通やNECなどで月額150万円程度、日本IBMは200万円程度するようだ。このため「よほどのことがない限り大手のSEは使わない」とするユーザーも多かった。

 プロジェクト・マネジャの単価ははSEを上まわる。最低でも月200万円、大手だと300万円はする。

 コンサルタントの単価はさらに高い。新人で月額200万円強はとる。大手コンサルティング会社に所属する著名コンサルタント・クラスでは、「1カ月900万円」という例もあった。

 プログラマの単価は月額50万~100万円強が相場。コンサルタントと比べると、格段に低い。

図●外注エンジニアの単価
(本誌の調べ)
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