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みら☆どぼ

~未来を照らす土木・建築テクノロジー~
三ケ尻 智晴=日経 xTECH/日経コンストラクション、真鍋 政彦=日経 xTECH/日経コンストラクション
日経 xTECH

目次

  • かさばる図面にサヨナラ、現場写真に書類データをひも付け

    現場の電子化(3)ペーパーレス管理

     屋外での肉体労働のイメージが強い建設業界。実は、それと同じくらい重労働で、現場の職員を困らせる作業がある。事務手続きや資料作成だ。工事の入札や契約の書類、施工関係図書、検査や点検の記録――。いまだに大半の現場では、紙でこれらをやり取りしている。

  • 墜落死を防ぐ安全確認は常時「エッジAI」でヨシ!

    現場の電子化(2)AI監視カメラ

     2018年における建設業での死亡災害の発生件数は、309件と全業種で最も多い。そのうち136件と4割以上を占めるのが、墜落・転落事故だ。安全帯を正しく装着せず、高所作業中に足場から墜落する事例が後を絶たない。

  • 「弁当購入で迷惑を掛けたくない」、職人の困り事を解消する電子看板

    現場の電子化(1)デジタルサイネージ

    大量の書類作成や安全・服装のチェック、資材の手配――。建設現場で監督員や作業員がこなさなければいけない本業以外の仕事は多岐にわたる。定型業務やちょっとした雑用でも、積み重なれば生産性を大幅に低下させる。ただしアナログだった建設現場に、近年はデジタルの波が押し寄せている。電子化によって働き方改革を加速…

  • 梱包用の段ボールが建材に、仮設から始まる素材革命

    SDGsテック(1)リサイクル材

     様々なビジネスチャンスをもたらすSDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)。意識の高い建設会社は既に中期経営計画などに盛り込んで、設定したKPI(重要業績評価指標)に基づいて動き出している。技術面から目標達成を目指す動きが盛んになっており、各社は開発…

  • 「コーヒー豆の炭」が池のヘドロ化防ぐ、植栽基盤も現場でお手軽に

    グリーンインフラ(5)人工池の水質保全

     都市部の緑地では、良好な景観や憩い、生物多様性の視点から、人工池などの水辺を設ける事例が増えている。ところが、管理が大変でわずか数年でヘドロ化したり、池自体が撤去されたりすることは珍しくない。

  • 都市に自然な森を、病害虫にも強い「マット化植物」

    グリーンインフラ(4)人工緑地の自然化

     都市に緑を増やそう――。緑の量の拡充をスローガンに、都市部では芝や色とりどりの花で構成する広々とした緑地を見かける機会が多くなった。一方近年では、生物多様性向上への意識の高まりに伴い、緑地のトレンドは「質の追求」へとシフトしている。

  • 泡で覆って音を消す、コンクリートの破砕で驚きの防音技術が続々

    消音テクノロジー(4)破砕の騒音対策

     コンクリートの破砕作業で生じる音は、多くの建設現場で悩みの種となる騒音の1つだ。特に、油圧ショベルのアタッチメントとして装着するブレーカーで構造物を解体する場合は、大型のノミを連続的に打ち付けるため、大きな音が続けて出る。近隣への配慮が欠かせない。

  • 仮囲いだけで音漏れを防ぐのはもう古い、着脱が楽ちんの共鳴装置

    消音テクノロジー(3)現場全体の騒音対策

     工事現場と周囲を仕切って近隣の安全を確保する仮囲い。実は、工事の音が外に漏れないようにする役割も果たしている。仮囲いの上部に小型装置を取り付けるだけで工事現場から出る音を抑えようと考えたのが、三井住友建設だ。

  • 爆破だって静かにできる! 坑内外で抑えて集落での騒音半減

    消音テクノロジー(2)トンネル工事の騒音対策

     山岳トンネル工事の発破工法を用いた掘削では、騒音と振動への対策が課題になりやすい。「山奥での工事」というイメージを持たれがちだが、意外と近隣に集落がある現場は多い。削孔時や、発破時に出る大きな音は、坑口に防音扉を設置していても完全に消すのは難しく、漏れた音が周辺の集落において問題になることがある。

  • うるさい重機を黙らせる、聞こえる音を40%カット

    消音テクノロジー(1)工事車両の騒音対策 

     工事がうるさい――。騒音と振動は、工事現場の周辺住民から上がる苦情の代表例だ。基準値以下に抑えていたとしても、音の感じ方には個人差があるために対応が難しい。最近は、騒音源に直接働きかけたり、現場から民家に音を伝わりにくくしたりするなど、さらなる“消音化”が進む。工事や現場周辺の状況に合わせて適切な…

  • 雨水だけで生物が生息できる都市型ビオトープ

    グリーンインフラ(3)実物大モデルでの検証

     グリーンインフラの普及・拡大に向け、建設会社も技術開発に熱を入れる。東急建設は2018年6月、相模原市にある技術研究所にグリーンインフラの実証施設を設置した。

  • 期待の新インフラ「樹木」、減災評価手法の確立へ

    グリーンインフラ(2)数値シミュレーションから実装まで

     樹木が波浪や津波を軽減する――。昔であれば、一笑に付されていたかもしれないが、2004年のインドネシアのスマトラ沖地震による大津波を機に潮目が変わった。熱帯・亜熱帯地域の潮間帯に広がるマングローブ林に減災効果があることが確認されたためだ。

  • 世界初、津波を軽減するマングローブの底力を計測

    グリーンインフラ(1)効果測定

     自然が持つ多様な機能を賢く利用することで、持続可能な社会と経済の発展に寄与するインフラなどを指す「グリーンインフラ」。国内で数年前から概念が浸透し始め、最近では自然のそうした機能・効果を定量的に評価しようとする取り組みが盛んになってきた。

  • 土砂に埋もれた集落を宇宙から発見、「だいち2号」の防災力

    衛星ビッグデータ(2)被災状況把握

     天空から広範囲にわたって地表の状況を捉える宇宙航空研究開発機構(JAXA)の地球観測衛星「だいち2号(ALOS-2)」。迅速かつ正確であることが求められる災害直後の対応をはじめとする防災分野に、衛星データを活用する取り組みが活発化してきた。西日本豪雨や北海道胆振東部地震を例に、最新の活用状況をJA…

  • 海の真ん中でも誤差数センチ、「みちびき」の実力を検証

    衛星ビッグデータ(1)高精度測位

     2018年11月1日、「みちびき(準天頂衛星システム)」の本格運用が始まり、GPS(全地球測位システム)の補強によって誤差数センチメートルの高精度測位が可能になった。新たな測位システムの登場は、「測量が基本」と言われる土木分野も無関係ではない。いち早くその実証に乗り出す建設会社も出てきた。

  • 津波の被害を最短15分で予測、世界最速の全自動シミュレーション

    災害シミュレーション(4)リアルタイム予測

     東日本大震災での教訓を生かし、いち早く災害対応の体制を構築するために、東北大学災害科学国際研究所の越村俊一教授が中心となって研究開発した世界初のシステムがある。地震発生から15~30分で津波による浸水範囲や建物の被害を予測する「リアルタイム津波浸水・被害推定システム」だ。

  • 地下が浸水、どう逃げる? 最適な経路を数十秒で予測

    災害シミュレーション(3)避難経路

     大成建設が開発した「T-Flood Analyzer」は、地下空間の浸水の危険性を評価するシステムだ。BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCADのデータを活用して、部屋ごとに水の流入経路や浸水時間、地上出口までの避難にかかる時間をシミュレートできる。

  • 表層崩壊の予知も夢ではない、地下水の流れまで詳細に予測

    災害シミュレーション(2)水害対策

     今後も大規模な豪雨の増加が予測され、自治体などの防災関係者は限られた予算でどこから対策に着手すればいいのかと頭を抱える。こういった課題に対し、水害対策の優先順位の決定に役立つ情報を無料で提供するのが地圏環境テクノロジー(東京・千代田)だ。地表と地下の水の流れを全国で解析して、浸水が発生しやすい箇所…

  • ラグビーW杯のヒートアイランド対策、スパコンの「設計」で初施工

    災害シミュレーション(1)猛暑対策

     猛暑、地震、集中豪雨――。2018年は自然災害が相次ぐ年となった。今後も気候変動などの影響を受け、激甚化すると言われており、どう備えるかが喫緊の課題だ。ただし、必要以上に恐れることはない。自然災害は再現が難しいとされていたのは一昔前のこと。スーパーコンピューターの技術が発達し、過去の現象や未来に起…

  • 橋の0.1ミリメートルの変位も見逃さず常時通信

    LPWA(5)構造物モニタリング

     慢性的な人手不足の中、現地へ極力足を運ばずに橋を管理できないか――。橋梁(きょうりょう)の管理者が思い描く未来の1つだ。実現するには、様々な壁を乗り越えなければならない。センサー自体の精度やコストはもちろん重要だが、現地から事務所などへその情報を安価に送信する技術の確立も欠かせない。そこで、LPW…

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