VR(仮想現実)を建設現場で活用するために、プロジェクトを立ち上げて一からコンテンツを開発するには、費用と時間がかかる。大手なら可能でも中小企業には難しい。ただし最近では、低コストで手軽に導入できるVRが開発されており、それを活用して安全教育を一変させた建設会社も出てきた。東京都墨田区に本社を置く坂田建設だ。

 従業員は170人ほどで、2017年末からVRを使った安全教育に取り組み始めた。建設現場で起こりやすい事故をVR空間で技能者の視点から体験できる。かかる費用は1週間で数万円。わずかな初期費用で、大きな効果を感じることができるという。

坂田建設が導入したVR映像の一例。高所で作業する人の視点に立って落下事故を体験する(資料:つくし工房)
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 坂田建設は、安全教育のコンテンツを自社で開発していない。必要なときに電話1本で手軽に機材一式をレンタルできるサービスを利用した。内容を自由に作ることはできないが、導入にかかる費用はレンタル料金だけだ。

 安全教育のVR映像を業務内容に合わせてオリジナルで作ると、随所に工夫を凝らすことができるものの、専門会社に依頼してから導入までに半年~1年の期間が必要だ。費用は数百万円に上る。

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