印刷の出来は「プリンターの機種」「用紙の種類」「印刷設定」に大きく左右される。発色が良く鮮明な結果を求めるなら、コピー用紙のような普通紙より、コート紙などの高品質用紙がお薦めだ(図1)。

【鉄則】印刷品質と費用を考えて用紙を選ぶ
図1 用紙の種類で印刷結果はこんなに違う。普通紙と高品質用紙では、高品質用紙の方が画面の色に近い仕上がりになった。ただし本文の文字は普通紙の方が目に柔らかく映り、読んでいて疲れない
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 ただし印刷設定で、正しく用紙を選択していないと逆効果(図2左)。用紙の選択は、印刷の実行画面から使用するプリンターのプロパティを開いて行う(図2右)。

【鉄則】プリンター設定で高品質用紙を生かす
図2 プリンターの設定を間違えると用紙の良さが消えてしまう。普通紙の設定のまま高品質用紙に印刷したところ、全体に色が薄く、文字もぼやけてしまった(左)。適切な設定をして用紙の特性を引き出そう(右)。インクや時間を節約する場合は、普通紙を使った方がかえってきれいな仕上がりになる
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 高品質用紙は値段がやや高く、インクの消費量もかさむ。文章主体の文書では、普通紙の方が文字が読みやすいということもある。費用と仕上がりの質、さらに読みやすさを秤に掛けて用紙を決定しよう。

印刷形式も工夫しよう

 フチなし印刷、両面印刷など印刷形式も工夫したい。フチなし印刷は、用紙の上下左右に余白を作らず、端まで印刷する機能(図3)。ほとんどの家庭用プリンターに備わっていて、たいていは文書を少し拡大して印刷することでフチなしを実現している。用紙からはみ出したインクがプリンター内部を汚す可能性があるので、はみ出す幅を指定できるときは、なるべく少なくしよう(図4)。フチなし印刷は、ページ全体に色を付けたいときにも有用だ(図5図6)。

【鉄則】フチなし印刷は本格的な印象になる
図3 用紙の端まで印刷すると、裁ち落としをしたように見え、本格的な仕上がりになる
図4 プリンターのプロパティでフチなし印刷を設定する。はみ出す幅を選べる場合は、フチなしが実現できる範囲でできるだけ少なくする
図5 ページ全体に背景色を付けたいときは「デザイン」タブ(Word 2007/2010では「ページレイアウト」タブ)の「ページの色」で色を選ぶ
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図6 ページの色を印刷するには「オプション」の「表示」で「背景の色とイメージを印刷する」をオンにする。インク量も考えて使おう