リポートのような長文では、両面印刷や袋とじ印刷で用紙を節約できる。このとき、「とじしろ」と「見開き」を設定していて(第2回の図4)、さらに表紙を自動挿入している文書では、2ページ目を偶数ページに戻す操作が必要になる(図7)。

【鉄則】複数ページは両面印刷や袋とじでコンパクトにまとめる
図7 表紙を挿入している場合は、2ページ目が1ページ目に設定される。見開きページでは「とじしろ」が逆になるので、ページ番号設定を「前のセクションから継続」に変更する
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 用紙を2つ折りにしてとじる場合(袋とじ)は、1枚の用紙に2ページ分を縮小印刷する(図8)。文字は小さくなるが、コンパクトな冊子になって持ち歩きにも便利だ。

図8 1枚の用紙に2ページを縮小印刷して袋とじにする。「1枚あたりのページ数」に「2ページ」、「用紙サイズ」に「A4」を指定すると、表紙から2ページずつ縮小印刷される。これを2つ折りにしてとじればよい。両面印刷のように裏写りを心配する必要がなく、普通紙を使いやすい

PDF化は罫線に注意

 Wordには、文書をPDFファイルに保存する機能があり、オンラインでの配布や閲覧に利用できる。ただし、Wordでの画面表示イメージがそのままPDFファイルになるとは限らない。特に罫線は、太さがバラバラになったり、一部が消えたりすることがある(図9)。画面上で閲覧するときに見苦しい場合は、実線に変えるなどの調整をしよう。

【鉄則】WordのPDF出力は罫線に気を配る
図9 Wordで出力したPDFファイルの罫線はなかなかイメージ通りに表示されない。消えてしまう場合もある。PDFで配布する文書なら、思い切ってシンプルな実線に変えてしまおう
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ページ罫線を背面にする

 ページ罫線は「デザイン」タブ(Word 2007/ 2010は「ページレイアウト」タブ)の「ページ罫線」で設定する。罫線上にオブジェクトを重ねるときは「オプション」で「常に手前に表示する」をオフにしよう。

「常に手前に表示する」がオンだと、オブジェクトの上にページ罫線が重ってしまう
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出典:日経パソコン、2013年11月11日号
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