使う色は絞り込む

 文書内で色を設定するときは、カラーパレットを利用するのが基本。Wordには複数のカラーパレットが用意されており、「テーマの色」で変更できる(図12図13)。配色によって文書の印象は大きく変わるので、吟味して選ぼう。

【鉄則】文書のイメージに合った配色を選ぶ
図12 表紙の配色でリポートのイメージは変わる。Wordには何パターンものカラーパレットが用意されている。文書に合わせて切り替えよう
図13 「デザイン」タブの「テーマの色」から配色を選ぶ(Word 2007/2010では「ページレイアウト」タブ)。これでカラーパレットが切り替わる
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 カラーパレットを開くと多くの色を使いたくなる。しかし、色数が多いと散らかったような印象になりがちなので、デザインの上級者以外にはお勧めできない。文書のメインカラーは2~4色に絞り込もう。パンフレットでは、紅葉のイメージから2色を選んだ(図14)。

【鉄則】ポイントになる色を決める
図14 色の使いすぎは厳禁。ポイントになる色を2~4色ぐらいに絞ろう。パンフレットではオレンジとグリーンの2色をメインに、濃淡で変化を付けた
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 パレットの各色には、5パターンの濃淡が表示されているので、色数が少なくても変化は付けやすい。「SmartArt」で作った2つの図解は、メインカラーのグラデーションを使って上品にまとめてみた。

 文字に色を付けるときは、背景色との相性も考えよう。設定次第で文字はくっきり際立ったり、逆に判読しづらくなったりする(図15)。タイトルや見出しは、部分的に文字色を変えてもいい(図16)。図14のようにパンフレットでは「Plan A」と「Plan B」でメインカラーを別にし、それぞれに統一感を持たせた。なお、「世界遺産満喫コース」などの文字まで色を変えると、ボンヤリとした印象。やりすぎないことが肝要だ。

【鉄則】文字列にコントラストを付ける
図15 背景とコントラストを付けると、文字がキリッとして読みやすくなる。色合いにギャップがありすぎたり、同系色を設定するのは避ける。文字色と背景色の相性を考えよう
図16 部分的に文字色を変えるのも効果的。案内状のタイトルは、先頭の文字だけ色を変えてアクセントを付けた
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 Word 2010/2013では、文字自体にグラデーションを付けられるようになった(Word 2007では「ワードアート」を使えば可能)。イラストなどの図を使わなくても、文字自体でイメージを喚起できる。