素材で美しさを補完

 文書イメージを具体化するのに役立つのが、Wordのパーツや素材類だ。中でも文字列を好きな場所に配置できる「テキストボックス」は、凝ったレイアウトに欠かせない。パンフレットの縦書きタイトル、案内状の斜めになった文字列など、文例でも要所で活躍している。もちろん文書に合ったスタイルで、バランス良く配置してこその効果だ。

 作図機能の「SmartArt」も積極的に利用したい。パンフレットでは、コース説明の流れ図に使った。内容が分かりやすく伝わるだけでなく、整ったデザインが文書の見栄えを高めている。

 クリップアートの写真やイラストも、文書に彩りを添えてくれる。パンフレットのタイトル模様や案内状のギター奏者はイラストに見えるが、実はクリップアートの写真をWord上で加工したもの。ひとひねりして使うことが、素材を生かすポイントだ。

 Wordには、表紙などの各部パーツも備わっている。図3は、文章だけのリポートだが、表紙とヘッダー/フッターを追加することで読みやすそうな出来栄えになる。派手な色使いやイラストがなくても、図形ひとつ、罫線1本で文書は変化する。

シンプルだからこそ読みやすい「リポート」
図3 表紙やヘッダー/フッターのデザインを工夫すると、文章主体のリポートもぐっと洗練される。Wordに用意された既成のデザインをうまく組み合わせよう
[画像のクリックで拡大表示]

 最後に、画面上でいくら美しい文書でも、出力結果が見づらければ意味がない。プリンターの設定などを調整して、イメージ通りの美文書を作り上げよう。

出典:日経パソコン、2013年11月11日号
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。