
文書の美しさはどこからくるのか。手に取りたくなるパンフレット、参加したくなる案内状、読むのが苦にならないリポート。そんな、読みやすくて訴求力のある「美文書」作成の鉄則をまとめて紹介する。
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文書の美しさはどこからくるのか。手に取りたくなるパンフレット、参加したくなる案内状、読むのが苦にならないリポート。そんな、読みやすくて訴求力のある「美文書」作成の鉄則をまとめて紹介する。
印刷の出来は「プリンターの機種」「用紙の種類」「印刷設定」に大きく左右される。発色が良く鮮明な結果を求めるなら、コピー用紙のような普通紙より、コート紙などの高品質用紙がお薦めだ。用紙の選択は、印刷の実行画面から使用するプリンターのプロパティを開いて行う。
Wordでは、画像や図形、テキストボックス、SmartArtの作図などを「オブジェクト」と呼ぶ。オブジェクトは文書内で自由に配置することができ、種類も使い方も多様だ。テキストボックスなら凝ったタイトルを作ったり、地図や顔写真で説明を補足したりするのに使える。
フォントのタイプは、大きく分けて「明朝体」と「ゴシック体」がある。タイトルや見出しにはしっかりした印象のゴシック体、本文には柔らかな印象の明朝体というのが一般的だ。ただ、美文書を目指すならその枠から一歩踏みだそう。文書内容とフォントのイメージがうまく合うと、作り手の意図が伝わり説得力も増す。
文書作りは、どこから手を付け始めるべきか。A4一枚の美文書を追求するなら、最初に次の手順を踏むのがお勧めだ。(1)レイアウトのアイデアを練る、(2)実現するための設定を考える、(3)Wordで実際に設定を行う、である。
Wordを立ち上げて白紙のページに向かうとき、誰もが「美しくアピール度の高い文書を作りたい」と思うだろう。皆が手に取りたくなるパンフレット、イベントに参加したくなる案内状、説得力のある企画書、読むのが苦にならないリポートなど、文書の種類は違っても「美文書」を求める気持ちは同じだ。