9月6日午前3時7分、北海道胆振(いぶり)地方中東部を震源とする最大震度7の地震を観測した。北海道で震度7を観測したのは初めて。

震度6強を観測した北海道安平町の市街地(写真:地盤ネット 横山芳春)
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北海道胆振地方中東部を震源とする地震の震度分布(資料:気象庁)
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 気象庁の発表によると、震源の深さは暫定で37km、マグニチュード(M)は6.7。石狩地方南部では、長周期振動4を観測した。これは、ビルの高層階などでは立っていることができず、固定していない家具の大半が倒れるほどの大きな揺れだ。気象庁は今後1週間程度、規模の大きな地震への注意を呼びかけている。 

 震源の周辺には石狩低地東縁断層帯があり、地震に関係している可能性がある。気象庁の分析によると、今回の地震の震源は深く、地殻内で発生した。地殻を東北東と西南西から圧縮する力が働いて断層がずれる「逆断層型」の地震とみられる。

震源と石狩低地東縁断層帯の位置関係(資料:気象庁)
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 震度7を観測したのは北海道厚真町。安平町とむかわ町で震度6強を記録したほか、千歳市と日高町、平取町で震度6弱を、札幌市北区、苫小牧市、恵庭市、江別市、三笠市、長沼町、新ひだか町、新冠町で震度5強を観測した。

 厚真町では数百メートルにわたって土砂崩れが発生し、住宅が巻き込まれた。現場で生き埋めになった人の救助活動が進んでいる。町内では住宅10棟の倒壊が確認された。

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