梅雨が近い。梅雨が明けたら、本格的な夏だ。それに伴い、気温も徐々に上がる。オフィスや学校といった屋内は外の気温に合わせて空調を利かせる場所がほとんどなので快適だろう。だが空調の効率が悪く、特定の場所だけ暑くなる「ホットスポット」ができることもある。外回りの仕事や屋外でのスポーツなどは厳しい暑さの下では過酷で、外に出るのもためらってしまう。

 暑いと思ったときにちょっとした涼を求めるなら、かばんに入る小型扇風機を1台持っていると便利だ。今回は100均ショップで売られていた小型扇風機を集め、風速をチェックした。

100均ショップで売られていた扇風機
右下の水色の製品は直後に内部のギアが破損して壊れたため、今回の記事には登場しない (撮影:スタジオキャスパー、以下同)
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USB給電と電池を使う製品をチェック

 100均ショップで売られている小型扇風機は動力によって3種類に分けられる。USB端子から給電する製品、電池を使う製品、そして手動で動かす製品である。USB端子から給電する製品は出先でも活用できるが、PCやモバイルバッテリーなどを一緒に持ち運ばなければならない。なお今回購入した製品には手動で動かす扇風機は含まれていない。

 小型扇風機の羽根の素材も様々だ。据え置きの扇風機のように樹脂で作られた羽根もあれば、柔らかくて体に接触しても痛くない素材でできた羽根もある。例えばポリプロピレンといったビニールの一種や、柔らかくて破れにくいEVA素材(スポンジ)などだ。

 実験は風速計を使って扇風機から1センチメートルの至近距離と、約50センチメートル離れた場所の2カ所で風速を測った。風速の単位はメートル毎秒(m/s)だ。風の強さの目安として、気象庁の「ビューフォート風力階級表」を用いた。風速0~0.2メートル毎秒は風力「0」でほぼ無風、風速0.3~1.5メートル毎秒は風力「1」で煙がなびく程度、風速1.6~3.3メートル毎秒は風力「2」で顔に風を感じ木の葉が揺れる。

 風速3.4~5.4メートル毎秒は風力「3」で旗がはためき木の葉や小枝が揺れる。風力「4」は風速5.5~7.9メートル毎秒で、砂ほこりがたち紙片が舞う程度となる。ちなみにこの階級表では人が歩きにくい程度の強風を風力「7」、風速13.9~17.1メートル毎秒としている。今回の実験結果の目安としてほしい。

各製品の風速を測定
写真のような至近距離と50センチメートル離れた位置の2カ所で測定した
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