メッシュネットワーク対応の無線LANルーターが必要

 メッシュネットワークを利用するには、メッシュネットワークに対応した無線LANルーターが必要だ。無線LANルーターの一部機種は、ファームウエアのアップデートによってメッシュネットワークに対応させることが可能だが、これは例外と言ってよい。

 メッシュネットワークに対応する無線LANルーターの製品数は、増えてはいるものの現時点ではまだ少ない。また、1台のみではメッシュネットワークを構築できないため、必ず複数台を用意しよう。各メーカーが用意している、複数台セットのパッケージを選ぶとお得だ。基本的に、メッシュネットワークは3台以上で構成するものだと考えてよい。メッシュネットワークを構築できる最大台数などは、利用する製品によって異なるため、購入前に確認しておきたい。

構築作業はかなり簡単

 バッファローの「WTR-M2133HP/E2S」を例に、実際にメッシュネットワークを構築する手順を紹介しよう。

 WTR-M2133HP/E2Sは、メッシュネットワークの親機となる無線LANルーター「WTR-M2133HP」(実勢価格は税別で約2万3000円)に、メッシュネットワーク子機専用の無線LANルーター「WEM-1266」(実勢価格は税別で約1万円)が2台セットになった製品。この3台でメッシュネットワークを構築できる。「WEM-1266」は単体でも売られており、親機となるWTR-M2133HPが1台に対し、WEM-1266は最大9台まで接続できる。

 メッシュネットワークの構築は簡単だ。親機となるWTR-M2133HPを設置してスマホを接続後、スマホに「Connect」という設定アプリをインストールし、アプリで画面の指示に従うだけでよい。

 子機となるWEM-1266を接続する時は、まず子機を設置したい場所に設定アプリを起動したスマホを持って行き、親機からの電波の受信感度を確認。電波状態に問題なければ、子機を設置する。セットに付属する子機の場合、電源を入れると親機とペアリングが完了し、メッシュネットワークが構築される。複雑な設定は一切ない。別売りのWEM-1266を追加するときは、子機の電源を入れて設置後、子機のAOSSボタンを長押して親機とペアリングする必要があるが、必要な操作はそれだけだ。

バッファローの「Connect」という設定アプリ。電波の状況を視覚的に確認できるため、子機の設置場所を選びやすい
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Connectアプリでは、メッシュネットワークの状態を表示して、親機と各子機に端末が何台接続されているかを確認できる
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田代 祥吾(たしろ しょうご)
パソコンの周辺機器メーカーなどを経て、現在はフリーランスライターとして活動。日経PC21や日経パソコンなどで記事を執筆している。得意ジャンルはパソコンやスマートフォン、自動車、アキバ系サブカルチャーなど。