ユニバーサルデザインのコンサルティング会社、ミライロの垣内俊哉代表は車椅子使用者だ。大学時代に同社を設立し、ビジネスとしてユニバーサルデザインを推進する。「単なる社会貢献でなくビジネス視点がないと広がらない」と語る

垣内 俊哉(かきうち としや)
ミライロ代表
1989年岐阜県生まれ。立命館大学経営学部在学中の2010年、ミライロを設立。障害を価値に変える「バリアバリュー」の視点から、企業や自治体、教育機関におけるユニバーサルデザインのコンサルティングを手掛ける(写真:日経アーキテクチュア)
[画像のクリックで拡大表示]

バリアフリー化の取り組みの現状をどう見ていますか。

 最も重要なことは、経済市場として捉えることだと考えています。

 障害や能力にかかわらず、文化や言語、国籍、年齢、性別の差異を超えたあらゆる人が利用しやすい施設やサービスを導き出すのが、ユニバーサルデザイン(UD)です。それは、新たな市場にほかなりません。あらゆる人が顧客です。

 法律や基準があるから「仕方なく対応する」、オリンピック・パラリンピックがあるから「なんとなくやる」では、続いていかない。「顧客・利益を増やす」といったポジティブな考え方にシフトし、向き合う時代になったと思います。社会貢献だけでなく、経済活動との両輪で進めなければ、真のUDは広がっていかない。

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は申し込み初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら