OKIデータLED統括工場(群馬県高崎市)のクリーンルームで、LEDモジュールの1機種を造る革新的な自動化生産ラインが2017年5月に稼働を始めた(図1関連記事)。1台の双腕型ロボットの周囲を3台の自動化装置が取り囲む構成。双腕型ロボットは、ワークを載せたキャリヤー(治具)を自動化装置に入れて作業を実行させ、作業の済んだキャリヤーを次工程の自動化装置に移す。1バッチ80個分の材料を供給すると、この双腕型ロボットと自動化装置が作業を自動実行し、80個の完成品をキャリヤーラックに入れると動作を終了する。

図1 双腕型ロボットを中心に自動化装置を配置したライン
双腕型ロボット「NEXTAGE」を中心に、各工程の作業を自動化する装置を配置した。クリーンルーム内に設置した。
[画像のクリックで拡大表示]

 この自動化ラインの特徴の1つは、入口のキャリヤーラックと4つある工程、さらに出口のキャリヤーラックの間に生じる5カ所の受け渡しを、1台の双腕型ロボットに担わせること。つまり、直線状のラインであれば5台必要となる搬送装置の役割をロボット1台がこなす。もう1つの特徴が、ロボットを制御する判断機構が強化学習によって“育てられた”ものであり、しかもその強化学習にコンピューター上の仮想工場を利用することだ。

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は申し込み初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら