耐久性や保証期間も価格の違いに影響

 同じ容量のSSDでも、価格はかなりの幅がある。例えば、同じ2.5インチで500GBのSSDでも、1万円弱から2万5000円弱まで様々だ。それぞれの代表的な製品のスペックをまとめたが、性能のほかに、耐久性や保証期間などにも差がある。

 SSDは書き込みを繰り返すと劣化していき、必ずいつかは寿命がくる。それまでにどのくらいの容量を書き込めるかを示すのが、「TBW(Total Byte Written)」の数字だ。容量が大きいほど有利な数値ではあるが、同じ容量でも高価な製品はTBWが大きいという傾向が見られる。そのために、バッファメモリーや予備領域を多めに確保するといった工夫が施されている。

 詳細な情報が提供されていないのは、激安のSSDに共通して見られる傾向だ。下の表に上がっている「SE800(旭東エレクトロニクス)」は3年保証だが、一時的な特価で出回るような製品は1年保証、あるいは初期不良のみという場合も珍しくない。

 また、インタフェースがPCI Expressになると一気に販売価格が上がる。ここはやはり、性能の違いが大きい。なお、日本サムスンの「970 PRO」はPCI Express SSDの中でも特に高価だが、これはより耐久性や性能に優れる「MLC NANDフラッシュメモリー」を搭載した製品であるためだ。

価格帯別の代表的なSSDのスペック
最高級クラス高級クラス中堅クラス激安クラス
SSD 970 PROSSD 970 EVOSSD 860 EVOSE800
メーカー日本サムスン日本サムスン日本サムスン旭東エレクトロニクス
製品型番MZ-V7P512B/ITMZ-V7E500B/ITMZ-76E500B/ITSE800-480
容量512GB500GB500GB480GB
フォームファクターM.2(2280)M.2(2280)2.5インチ/7mm厚2.5インチ/7mm厚
インタフェースPCI Express 3.0x4PCI Express 3.0x4Serial ATA 6GbpsSerial ATA 6Gbps
プロトコルNVMeNVMeAHCIAHCI
NAND3D MLC3D TLC3D TLC3D TLC
シーケンシャルリード3.5Gバイト/秒3.4Gバイト/秒550Mバイト/秒530Mバイト/秒
シーケンシャルライト2.3Gバイト/秒2.3Gバイト/秒520Mバイト/秒500Mバイト/秒
4Kランダムリード(QD1)1万5000 IOPS1万5000 IOPS1万 IOPS非公開
4Kランダムライト(QD1)5万 IOPS5万 IOPS4万2000 IOPS非公開
4Kランダムリード(QD32)50万 IOPS50万 IOPS9万8000 IOPS非公開
4Kランダムライト(QD32)50万 IOPS45万 IOPS9万 IOPS非公開
TBW(Total Byte Written)600 TB300 TB300 TB非公開
保証期間5年間または
TBW 600 TB
5年間または
TBW 300TB
5年間または
TBW 300TB
3年間
実勢価格4万円弱2万5000円弱1万5000円弱1万円弱