メモリー使用率を詳しく分析

 タスク マネージャーを使って、メモリー使用率をもう少し詳しく見てみよう。

 「メモリ」の項目の右上に記載されているのは、パソコンに搭載されている物理メモリーの総容量だ。そして中ほどにある「コミット済み」の容量(スラッシュの左側)は、実際のメモリー使用量である。パソコンで普段利用しているアプリケーションやファイルをひと通り開いた状態でこの画面を開いて、「コミット済み」の容量が物理メモリーの容量を下回っていれば、十分足りていると判断できる。

 逆に「コミット済み」の容量が物理メモリーの総容量を上回っている時は、いわゆるメモリー不足の状態。画面のように少し上回っているくらいならば、まだ黄色信号のような状態で、さほど体感に影響しない場合もあるが、多少は性能に影響が出ているはずだ。

 Windowsはメモリーを仮想化して管理しており、物理メモリーのほかに、ストレージに「ページファイル」と呼ばれる仮想的なメモリーファイルを作る。物理メモリーの空きが少なくなってくると、このページファイルに緊急性の低い内容(ページ)を書き出すことで物理メモリーの空きを作ってしのぐ。コミット済みの容量は、このページファイルのサイズも含めたメモリー容量だ。

 ページファイルのサイズが大きくなるということは、ディスクへのアクセスが増えることを意味する。ストレージ(特にHDDの場合)の速度はメモリーに比べると非常に遅いため、ディスクへのアクセスが増えるほど、遅さが目立ってくる。これがメモリー不足で性能が低下する原理だ。

タスク マネージャーの「メモリ」の表示。「コミット済み」の容量が右上に表示されているメモリーの容量を上回っている場合は、メモリー増設を検討したほうがよい
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