この記事では、2018年上半期に発売されたパソコンを振り返り、お薦めの機種をピックアップするとともに、選択のポイントをまとめた。

 今ひとつ元気がなかったパソコン市場だが、2017年あたりからようやく、売り上げが対前年を上回る月が出てきた。特に法人需要はだいぶプラスになっている。前年が低すぎる点は考慮すべきだとは思うが。

 売り上げが落ち込んでいた理由は、単に製品の魅力がなくなっただけでなく、完成度が高まって長年使えるようになったのも一因だろう。さらに、OSやソフトウエアも軽くなっているので、5年くらい使ってもストレスを感じにくい。昔は「モバイルノートは遅い」と相場が決まっていたが、現在は超快適に使えるのも、そんな状況の裏付けだ。

 今回お薦めするパソコンは3機種。全てモバイルノートだ。しかし、もはや13インチクラスをモバイルと呼ぶのもいかがなものかと思う。今やパソコンを持ち歩いて使うのはごく普通のことなので、単なる“パソコン”でもいい時代になってきたと思うのだ。

 では早速、3機種を順に見ていこう。

手ごろな価格で12.5型のLAVIE Note Mobile

 価格が手ごろという点でお薦めなのが、NECパーソナルコンピュータの「LAVIE Note Mobile」だ。新モデルは12.5インチになり、使い勝手が向上している。前モデルの11.6インチでも普通には使えるが、画面が狭いと感じる人も少なくないだろう。

 僕は12.5インチが日常的に使える最低限のサイズだと考えている。できれば13~14インチがよいのだが、924グラムという軽さと引き換えなら納得できる。ACアダプターと一緒に持ち歩いても、1.1キロ程度だ。本体の質感は金属モデルには負けるものの、こちらも価格と軽さで妥協できる。しかも狭額縁なので本体はかなり小さく、リュックなどへの収まり具合も文句なしだ。

 価格は、直販モデルの場合5万8000円台(税別、以下同じ)からとなっている。しかし僕は、市販モデルで実勢価格が13万円台後半の上位モデルNM550/KAにした方がよいと思う。詳しくは後述するが、SSDが256GB欲しいからだ。

 学生向きとされているモデルだが、仕事に使っても何の問題もないし、見た目では特に学生向けと思わせる点はない。最大の欠点は充電端子が独自タイプであること。これがUSB Type-Cなら完璧だっただけに残念でならない。また、タッチパッドにクリックボタンが付かない点もマイナスポイントだ。

 CPUはNM550/KAの場合、省電力タイプのCore i5-7Y54。若干パフォーマンスで劣るが、動画の編集でもしなければ気にならないはずだ。

LAVIE Note Mobileは手頃な価格がお薦めポイントの1つ
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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下のThinkPad X1 Carbonと比べると随分大きさが違う
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ACアダプター込みでもとても軽い。仕事に使うなら黒モデルがよいだろう
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