ホンダは2018年7月19日、「クラリティ」シリーズのプラグインハイブリッド車(PHEV)を、7月20日に日本で発売すると発表した。同車は2017年12月から米国とカナダで販売しており、今回の日本を加えて販売地域は3カ国になる。

クラリティPHEV
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 新型車「クラリティPHEV」は、ホンダの2モーターハイブリッド機構「i-MMD」を搭載。同機構に組み合わせるエンジンの排気量を、従来の2.0Lから1.5Lにダウンサイジングしたのが特徴である。2013年からリース販売する「アコードPHEV」や、2016年に部分改良した「アコード」と「オデッセイ」のハイブリッド車(HEV)もi-MMDを搭載するが、エンジンの排気量は2.0Lだった。

 エンジンの排気量を小さくすることでコストを抑えると共に、駆動用電池の大容量化、PCU(パワー・コントロール・ユニット)の大出力化などによって、JC08モードで114.6km、WLTCモードで101kmのEV(電気自動車)走行を可能にした。100km超のEV走行距離は、トヨタ自動車の「プリウスPHV」を大きく上回る。

 アクセルを強く踏んでもエンジンは始動せず、160km/hの高速域までEV走行できる。「通常の使い方であれば、ほぼEVモードで走れる」(同社)という。燃費はJC08モードで28.0km/L、WLTCモードで24.2km/Lとなっている。

 新型車のi-MMDに搭載する1.5Lエンジンは、40.5%の最高熱効率を達成した。トヨタが「カムリ」のHEVに搭載するエンジンの世界最高値(41%)に迫る。吸排気ポートの形状や摩擦損失の低減といった細かい改良によって実現した(関連記事)

最高熱効率40.5%のエンジン
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 なお、新型車は日本の狭山工場(埼玉県)で生産する。販売台数は年間1000台を計画する。価格(消費税込み)は588万600円である。