イメージセンサーの主力の応用がセンシング分野へ。大きな変化を見越し、新技術が続々と現れている。人に見せる絵を撮像する既存のイメージセンサーとは、原理や強みとする仕様が大きく異なる。多くの新技術は研究開発段階にあって、すぐに市場を席巻する力はなさそうだが、将来、既存技術を一気に置き換える破壊的技術に化けるかもしれない。

 イメージセンサーを従来とは異なる方向へ進化させる技術が相次いで登場している(図1)。人ではなく機械に見せる絵の撮像を目的とする。マシンビジョン(産業用途の画像認識)やIoT(Internet of Things)端末などの用途に合わせて、人の目を基準とした場合と異なる仕様を持つ。開発メーカーは、ソニーなど既存のCMOSイメージセンサーメーカーが十分には押さえていない“機械向け”撮像用途の開拓を狙う。今の用途はニッチでも将来に大きく化ける可能性がある。

図1 機械が“見る”ことで変わる開発指針
イメージセンサーの開発指針の変化を示した。従来は、忠実あるいは人が見て美しい画像を撮影することに重点が置かれていた。今後は、イメージセンサーの出力データを機械学習などで処理するようになるため、人を基準とした開発指針が崩れる。それに伴い、新しいイメージセンサー技術が続々と提案されている。
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