岩手県住田町は、上有住(かみありす)地区公民館の設計者を選定する公募型プロポーザルで、最優秀賞にPERSIMMON HILLS architects(パーシモンヒルズ・アーキテクツ、川崎市)を選定した。優秀賞は喜多裕建築事務所(東京・文京)、福山弘構造デザイン(東京・港)、イー・エー・ユー(東京・文京)の3社による設計共同体だった。

 パーシモンヒルズ・アーキテクツは、1986年生まれの柿木佑介氏と85年生まれの廣岡周平氏が、2016年に設立した。ともに関西大学工学部建築学科の出身(廣岡氏はその後、横浜国立大学大学院Y-GSA修了)。柿木氏はマウントフジアーキテクツスタジオ(東京・渋谷)、廣岡氏はSUEP.(スープ、東京・世田谷)と大成建設をそれぞれ経て、事務所を共同で立ち上げた。

外観イメージ。既存の民俗資料館(右手)と新しい公民館(中央上)、体育館(右下)によって囲まれた広場をつくり、町の顔とする(資料:PERSIMMON HILLS architects)
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 プロポーザルには、120者から参加表明があり、100者から技術提案資料が提出された。9月13日に審査委員会による第1次審査が行われ、第2次審査対象者として、6者を選んだ。9月27日に公開プレゼンテーションと第2次審査会を実施し、提案課題である次の5項目についての考え方や実施方針などを評価のうえ、最優秀賞と優秀賞を選定した。

 (1)既存の民俗資料館との連続性、(2)建物の配置および外構計画、(3)地域産業の振興、(4)持続可能性の高い施設、(5)防災の要となる安全・安心な施設――。

芝生広場と三角土間を中心に、多目的ホールやロビーといった開放的な空間を配置する(資料:PERSIMMON HILLS architects)
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