台湾・新竹市の図書館設計コンペで、平田晃久建築設計事務所(東京・港)とシィーエン・クオ・アーキテクト・アンド・アソシエーツ(台湾・台北市)の2社によるJV(共同企業体)の案が最優秀に選ばれた。

メインストリートからの見下ろし。道に対して大きく開いた部分がエントランス。街の文化ゾーンをつなぐグリーンベルトは反対側の道路へと続いている(資料:平田晃久建築設計事務所)
[画像のクリックで拡大表示]

 新竹市図書館の設計コンセプトは「知の峡谷(Knowledge Canyon)」。街の文化ゾーンをグリーンベルトでつなぐという都市計画を踏襲して、グリーンベルトの軸を強化する知の峡谷を提案した。

新竹市図書館のコンセプト図。2枚の壁を立てて雁行(がんこう)させ、セットバックなどをさせることで、「知の峡谷」が生まれる(資料:平田晃久建築設計事務所)
[画像のクリックで拡大表示]

 2枚の壁を立て、その間に、峡谷のようなリーディングルームをつくる。様々な年齢層や民族、志向の異なる人々が1つに集まるリビングルームのような場所にする。本を読むためだけの図書館を「小さな図書館(Small Library)」とするなら、この図書館は本に触発された様々なコミュニケーションの場が融合する「大きな図書館(Big Library)」を目指している。

メインエントランスから「峡谷」の空間を見る。所々に配置された閲覧スペースと色で分類された書架が一望できる。トップライトから自然光を取り込み、通風環境も工夫している(資料:平田晃久建築設計事務所)
[画像のクリックで拡大表示]

この先は有料会員の登録が必要です。今なら有料会員(月額プラン)が12月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら