ダクト式機械換気設備は、任意の場所への給気、任意の場所からの排気が可能で、プロペラ式の換気設備よりも質の高い室内空気環境を構築できる。ただ、設計・施工が難しいうえに、換気量を維持するためのメンテナンスが不可欠なので、設置や運用には配慮が必要だ。

 そこで、住宅実務者の指針としたいのが、建築環境・省エネルギー機構(IBEC)が2016年にまとめた小冊子「住宅用機械換気設備の計画と性能評価」だ〔写真1〕。住宅業界での認知度や活用度はまだ十分ではないものの、参考にできる点は少なくない。一部で局所換気設備についても解説しているものの、大半を24時間換気設備の説明に割いている。

〔写真1〕住宅用機械換気設備の設置指針
住宅にダクト式機械換気設備を設置する際の留意点をまとめたブックレット。換気設備の信頼性や省エネ性などをチェックする評価手法も紹介している。建築環境・省エネルギー機構が提供。1冊1296円(写真:建築環境・省エネルギー機構)
[画像のクリックで拡大表示]

 「ダクト式機械換気設備に特化し、設計・施工に際しての留意点や運用・保守のポイントを実務者向けにまとめた」。同書の制作に携わった建築研究所の澤地孝男理事は、発刊の狙いをこう説明する。

住宅用機械換気設備の計画や設計・施工、維持管理などの勘所を紹介するブックレットの制作に携わった建築研究所の澤地孝男理事(写真:日経ホームビルダー)
[画像のクリックで拡大表示]

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら