日経コンピュータの2018年11月8日号で読まれた記事のランキングを集計した。ランキングトップは第5世代移動通信システム(5G)の特集記事。このほか読まれた記事の上位10本を紹介しよう。

 「通信速度が100倍」に注目が集まる第5世代移動通信システム(5G)だが、それだけが5Gの特徴ではない。通信に伴う遅延時間の少なさ、基地局に同時につなげられる端末数の多さ、法人ニーズを念頭に置いたネットワーク設計など、これまでの移動体通信システムにはなかった特徴がある。1位、3~6位、8位にはいずれも5Gの記事がランクインした。

 2018年11月の時点では、5Gについてどのようなサービスが登場するのか実感できない方が大多数ではないだろうか。記事では要素技術の丁寧な解説から、低遅延といった特徴が生きる利用シーン、駅や新幹線の車中、球場など具体的な利用場所を挙げた事例などから2019年にもプレサービスが始まる5Gを身近に感じられる。

 2位には東京証券取引所で6年ぶりに発生した10月のシステム障害の深層に迫った記事がランクインした。単にIPアドレスの設定をミスしただけでなく、障害を想定した切り替えテストを実施していなかったというミスも加わって影響が広がった障害だった。

 10位にランクインした記事は、企業活動や個人の生活にも深く関係する「振り込み」に関するシステムの事例記事である。全国銀行協会(全銀協)は10月に新システム「モアタイムシステム」を稼働させた。平日夜間と休日の振り込み処理を担うシステムで、これまで平日の午前8時30分から午後3時半までしかできなかった他行宛ての振り込みが24時間365日できるようになる。現状、全ての金融機関が参加しているわけではないものの、月末や月初の昼休みにできるATM前の行列は過去の風景になりそうだ。