日経コンピュータの2018年10月25日号で読まれた記事のランキングを集計した。トップはNTTドコモの共通ポイント「dポイント」で不正利用が発覚し、約3万5000件のカード番号の利用を停止した記事だった。読まれた記事の上位10本を掲載する。

 食の市場は全世界700兆円とも言われる巨大市場であり、万人に関わるだけに注目度は高い。ランキング上位10本中、2位、3位、5位、10位が食の市場をITで変革する「フードテック」に関連する記事だった。2位にランクインしたのは外食産業が直面する人手不足や品切れ、廃棄ロスといった課題に対して、ITで解決を図ろうとする取り組みに迫った記事。から揚げ専門店「とりサブロー」の待ち時間軽減の仕組みなど身近な飲食店の事例がよく読まれた。

 3位にランクインした記事は、技術のショーケースとも言える完全キャッシュレスを実現したロイヤルホールディングスの外食店に迫った。紙のメニューや伝票を撤廃し、食器洗いや配膳、床掃除などをロボットが担う「近未来」の店舗は、人の働きやすさを突き詰めた結果でもある。飲食店に限らず、人手不足に悩む業界の参考になりそうだ。

 フードテックがランキング上位を占めるなか、1位は「動かないコンピュータ」だった。NTTドコモの共通ポイント「dポイント」が不正利用された記事がランクインした。身に覚えのない利用履歴についての疑問をユーザーがSNSに投稿したことから発覚したトラブルだった。

 ポイント残高が比較的多いユーザーが狙われ、被害額はユーザーが申告した分だけで数百万円という。共通ポイントはユーザーを「自陣」内に引き留め、「経済圏」を維持するのに欠かせない制度である。記事を読んで、自分がためている共通ポイントの利用履歴を確認した方も多かったのではないだろうか。