日経コンピュータの2018年10月11日号で読まれた記事のランキングを集計した。トップは沖縄戦について伝えるアーカイブサイトが休止し、再開の見込みが立っていないトラブルを報じた記事だった。読まれた記事の上位10本を掲載する。

 AI(人工知能)に関連する記事に注目が集まった。ランキング上位10本中、8本をAI関連の記事が占めた。2、3、4および10位は国内大手企業100社のAI活用実態を調べた記事である。AIが企業にとって実証実験などのフェーズから、実利用のフェーズに入った様子を事例をベースに解説、単純作業の代替といったコスト削減をめざす「守り」のAIだけでなく、売り上げ増につながる「攻め」のAIに活用範囲が広がっている様子を浮かび上がらせた。

 5位にもAIの活用事例が入った。コールセンターにAIを導入し、オペレーターの応対時間を3割減らした東日本旅客鉄道の事例がランクインした。

 AIの事例が目立つなか、7位にランクインしたのはAIの「ブラックボックス問題」を取り上げた記事だ。AIを使ってなぜそうなったのかが分からないというブラックボックス問題が現状の利用には付きまとう。記事では米IBMや富士通が開発を進めている問題解消のための新技術に迫った。

 AIがランキングを席巻するなか、1位は沖縄戦について伝えるアーカイブサイトが休止した記事がランクインした。沖縄県が7000万円以上の予算をつぎ込み2012年に開設していたが、アクセス数の低下や予算減を理由にサイトは休止。再開の見込みも立っていないという。歴史的価値のあるデジタルデータの保管をどうするか。データが日々増えるなか、埋もれさせてはならない課題である。