日経コンピュータの2018年8月30日号で読まれた記事のランキングを集計した。トップは福井県9市町のシステムが1週間停止したトラブルを報じた記事だった。読まれた記事の上位10本を掲載する。

 最も読まれた記事は、福井県9市町の行政システムが停止したトラブルを報じた記事だった。2018年7月に証明書発行などの住民向けサービスが停止や縮小に追い込まれた。トラブルの発端は、ITベンダーがネットワーク仮想化ソフトを最新版に更新したことだった。更新後にトラブルが発生し、システムと庁舎との通信が途絶えた。さらに更新の切り戻しにも失敗。完全復旧に8日間を費やした。記事では9市町のなかで人口が最も多い福井県第2の都市、坂井市で起こったトラブルの経緯を詳しく追った。

 アクセスランキングの上位10本のうち、半数を占めたのがソフトバンクグループと10兆円規模の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の投資先に迫る記事だった。読者の関心の高さをうかがわせた。投資先はIT関連企業だけでなく、半導体から衛星通信、さらには鉱山開発にまで広がる。記事では出資先への取材を通して孫正義氏の目利き力を検証した。

 Windows Server 2008のサポート終了まで残り1年半を切った8月、日本マイクロソフトが打ち出した移行促進策についての記事もよく読まれた。オンプレミスのままWindows Server 2008を最新版にアップグレードするユーザーより、とにもかくにもマイクロソフトのクラウドであるAzureに移行するユーザーを優遇する施策は同社にとって吉と出るか凶と出るか。約54万台が国内で稼働中のWindows Server 2008搭載サーバーの行く末に注目が集まる。