軽くて丈夫でリサイクルもしやすい――。木材などを原料とした新素材、セルロースナノファイバーに多くの産業が注目している。「夢の新素材」とも呼ばれ、建築界でも研究開発が進んでいる。鹿児島県薩摩川内市では、樹脂サッシで実証試験も行われている。

 樹脂サッシがより細く、強く、軽くなるかもしれない。そんな可能性を見せてくれる新素材がセルロースナノファイバー(超微細植物結晶繊維、CNF)だ〔写真1〕。弾性率などの力学的な性能は、アラミド繊維と同程度で、少量でも樹脂と混ぜると強度を増すことができる。

〔写真1〕「夢の新素材」と呼ばれるCNF
製紙用パルプや竹材などを原料としてつくられるセルロースナノファイバー(CNF)。化学処理などによって透明度を増すことも可能(写真:日建ハウジングシステム)
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 CNFは国内で豊富にある木材などを原料とし、軽くて丈夫、リサイクルにも向くことなどから、「夢の新素材」と呼ばれる。6月15日に閣議決定された「未来投資戦略2018」でも、CNFなどについて国際標準化や製品化などに向けた研究開発を進めることが盛り込まれた。“オールジャパン体制”の取り組みが進んでいる。

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