「このメガネをかけて、5分間歩きましょう。目安は時速5kmです。ウォーミングアップを兼ねていますから、しっかり歩いてくださいね」

 ここは都内にあるフィットネスクラブ。入会時に施設や器具の説明を受ける初回オリエンテーションで、トレーニングウエアに着替えてマシンエリアに向かうと、おもむろにトレーナーから「メガネ」を渡された。

「メガネ」を掛け、トレッドミル上で5分間ウォーキングする
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 促されるままにメガネをかけ、トレッドミル(ランニングマシン)の上を歩く。歩くのが遅い筆者にとって、時速5kmはやや早歩きといったところ。つらいというほどではないが、運動不足の身に速歩の5分は意外に長い。ようやく5分のウォーキングが終わると、トレーナーは手元のタブレット端末を示した。

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アプリを使い、筆者の歩きを計測した結果を示した。赤の斜線で網掛けされた円が体軸のブレを表す「フォーム円」、「+」マークが「重心」。計測開始時(左)はきれいに歩けていたが、終盤(右)には普段の悪いクセが現れた

 「最初は安定していましたが、終盤からはクセが出てきましたね。全体としてブレは少なく、体幹、つまりお腹周りの筋肉はあって、安定性は悪くはありません。ただ、重心は左後ろに傾いています。見たところ、左肩が下がっており、骨盤が回旋している(正面を向かずにひねった状態)ようです。股関節の柔軟性に、左右で差があるのではないですか?」

 まさにその通り。筆者は右の股関節の動きが悪いのだ。「脚を組んだり横座りする際、同じ側ばかりで座るといった癖はありませんか?」。好んでやっているわけではないが、右の股関節が硬いために横座りは同じ側でしか座れない。

 「では、可動性の向上に向けたスタジオプログラムがお薦めです。『骨格リセットエクササイズ』のようなバランスを整えるプログラムもいいですね。『ストレッチポール』は今、数分試すだけでも違いが出ますから、特にお薦めですよ」

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