2015年度の出題内容を見ると、過去問題とほぼ同じ内容の問題は減る傾向にあります。テーマやキーワードは同じでも、選択肢の用語の説明や数値が変わっています。このように過去問題を基にした出題は、15年度は全100の選択肢のうち、約半数を占めています。年度の異なる過去問題を組み合わせたり、改正後の13年度や14年度の問題から出題するなど、徐々に難しくなってきたようです。

 法律に関する問題が増えたのも、15年度の特徴です。13年度や14年度は10種類程度でしたが、15年度は倍増しています。法規や制度は今後も出題される可能性が高いと思われますが、建設関連の法律をすべて理解するのは困難です。「公共工事の品質確保の促進に関する法律」や「災害対策基本法」、「バリアフリー法」などの頻出しているものを中心に、改正されたり新たに施行されたりしたもののポイントをまずは押さえておきましょう。一方、14年度のように、その年の3~4月ごろに公表された最新の資料からの出題は減りました。15年度は試験の日程が14年度より前倒しになったことも、影響したと推察されます。

 13年度や14年度に続いて15年度も、国土交通白書からの出題が少なくありませんでした。全100の選択肢のうち、14年度と同等の3割程度を占めています。後述するI-15のように、すべての選択肢が国土交通白書2014から出題された問題も見られました。今後も、国土交通白書の勉強が欠かせません。

 20問全体に共通しているのは、13年度や14年度と同様に「最も適切なものはどれか」や「最も不適切なものはどれか」という問い方になっている点です。15年度は全20問中、17問が「最も不適切なもの」を選択する形でした。適切なものを選択する問いのうちの2問は、グラフから正解を読み取る内容でした。

 以下では、15年度に出題された全20問についてそれぞれ解説します。18年度は、15年度の問題も交えて出題される可能性があります。特に重要なテーマやキーワードは解説の文中に太字で示しました。

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