2017年度の建設部門の最終合格率は、16年度を0.3ポイント下回る12.8%でした。全11科目のうち、前年度より合格率が上昇したのが6科目、下落したのが5科目と、科目によって明暗が分かれました。

 16年度に合格率を大きく下げ、10%を下回っていた「河川、砂防及び海岸・海洋」が、3.2ポイント増の12.8%。「土質及び基礎」は2.7ポイント上昇し、15.5%となりました。また、前年度に合格率を大きく伸ばした「道路」は17年度も0.1ポイント増の17.3%と、11科目の中で最高の合格率となっています。一方、「鋼構造及びコンクリート」は3.1ポイント下落して8.2%となり、11科目中最低でした。「施工計画、施工設備及び積算」は2年続けて2ポイント以上の下落で、10.2%まで落ち込んでいます。なお、17年度の択一式試験の合格率は、16年度と同等の6割程度だったと推定されます。

●科目別の最終合格率の推移
科目 2015年度 2016年度 2017年度
合格率 受験申込者数 受験者数 合格者数 合格率 受験申込者数 受験者数 合格者数 合格率 対前年度
土質及び基礎 12.6 1466 1144 146 12.8 1462 1137 176 15.5 2.7
鋼構造及びコンクリート 10.3 3288 2589 292 11.3 3423 2662 219 8.2 −3.1
都市及び地方計画 14.2 1327 1006 145 14.4 1319 1045 159 15.2 0.8
河川、砂防及び海岸・海洋 11.6 2473 1972 190 9.6 2554 2074 265 12.8 3.2
港湾及び空港 13.6 551 417 57 13.7 578 452 58 12.8 −0.9
電力土木 12.5 122 97 23 23.7 148 113 17 15.0 −8.7
道路 9.1 3135 2481 427 17.2 3090 2382 413 17.3 0.1
鉄道 11.0 736 548 63 11.5 768 606 74 12.2 0.7
トンネル 14.7 643 489 81 16.6 662 493 73 14.8 −1.8
施工計画、施工設備及び積算 14.8 2813 2150 264 12.3 3209 2506 256 10.2 −2.1
建設環境 13.4 981 755 98 13.0 979 778 107 13.8 0.8
建設部門全体 11.9 1万7535 1万3648 1786 13.1 1万8192 1万4248 1817 12.8 −0.3
(注)受験者数などの単位は人。合格率は対受験者の合格率(%)。日本技術士会の資料を基に作成

 下の表に示したように、18年度も問題の種類や配点、試験時間などは13~17年度と同じです。択一式の成績が合否決定基準の60%(9問)以上に達しない場合は、これまで同様、記述式の採点を行わない方針も示されています。

●2018年度の筆記試験の内容
問題の種類 試験方法 配点 合否基準 試験時間
必須科目 「技術部門」全般にわたる専門知識 択一式
20問の出題から15問を選択
30点 60%以上 1時間30分
選択科目 「選択科目」に関する専門知識および応用能力 記述式
600字詰め用紙4枚以内
40点 60%以上 2時間
「選択科目」に関する課題解決能力 記述式
600字詰め用紙3枚以内
40点 2時間
(注)総合技術監理部門を除く技術部門