パナソニックグループは、住空間にIoTを導入する取り組みを加速させている。パナソニックホームズは2018年11月2日、パナソニックのIoT住宅システム「HomeX(ホームエックス)」を標準で搭載した戸建て住宅「カサート アーバン」を発売した。

 リビングや玄関、居室など、さまざまな場所に設置した端末から住宅内の家電や設備を居住者が操作できる住宅だ。同システムが自ら、状況に合わせた照明を提案したり、気象情報を表示したりして、居住者の生活を支援する。

 構造は鉄骨造で、制振システムを採用。参考価格は、延べ面積152.12m2、6.8kWの太陽光発電システムと5.6kWの蓄電池を搭載したZEH仕様の場合で4000万円だ。北海道と一部を除いた地域で販売する。初年度の販売戸数は200棟を目標としている。

パナソニック ホームズが販売する、HomeX(ホームエックス)を標準で搭載した住宅「カサート アーバン」のモデルハウス。左はパナソニック ホームズの松下龍二代表取締役社長。右は、ホームエックスの開発を指揮する、パナソニックの馬場渉ビジネスイノベーション本部長(撮影:日経ホームビルダー)
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 ホームエックスの開発を指揮する、パナソニックの馬場渉ビジネスイノベーション本部長は、未来型住宅を本格的に展開する狙いを次のように説明した。「今後住宅業界では、携帯電話や自動車のように、想像もつかないようなハイテク化が一気に起こるだろう。パナソニックは、世界で見ても、住宅、住宅設備、電気設備資材、家電機器と住空間の全てを提供できる唯一の企業といえる。それだけに、ホームエックスを通して、これらを垂直統合したものをつくり、世の中に示すことが必要だ」

 カサート アーバンは、その具体例の1つだ。同社は今後、ホームエックスをライセンス販売などの形で他社にも提供。住宅業界のハイテク化を促す考えだ。

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