マツダは小型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「CX-3」の部分改良車に、新開発のディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.8」を搭載した。排気量を従来の1.5Lから1.8Lに増やすことで、高負荷領域で発生する窒素酸化物(NOx)の排出量を低減しつつ、燃費を向上させた。

新開発の1.8Lディーゼルエンジン
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 一般的にディーゼルエンジンは、高速走行時のような高負荷状態になると、酸素が不足してNOxを減らすEGR(排気再循環)が使えなくなる。従来の1.5Lエンジンではトルクが220N・m以上の高負荷領域でEGRが使えなくなり、NOx排出量が増えていた。

 排気量を1.8Lに増やすことで、EGRが使える負荷領域を拡大した。「CX-3の最大トルクである270N・mまで、全域でEGRを使えるようにした」(パワートレイン開発本部エンジン性能開発部第1エンジン性能開発グループ主幹エンジニアの森永真一氏)。これにより、後処理装置に頼らないNOx低減を可能にしたという。

排気量を高めて、全域でEGRを使用可能に
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 ただ、排気量を増やすと、通常は燃費が悪化する。そこで今回は大きく四つの技術を導入し、従来の1.5Lエンジンに比べて大幅な燃費改善を実現した。

排気量を増やしながら、燃費も改善
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