製品を買い取って利用するのではなく、利用する期間に応じて継続的に利用料を支払う「サブスクリプション」モデルの事業が盛り上がっている。スマホアプリやクラウドサービスはもちろん、コーヒーやラーメンなどの外食産業のほか、衣類や家具、さらにはトヨタ自動車が月額制のサブスクリプションサービスに乗り出すなど、あらゆる産業でサブスクリプション事業が始まっている。

 一方、なかなか「脱・売り切り」を図れていないのが家電業界だ。その中で、食材という“消耗品”を抱える調理家電は、製品本体と食材を組み合わせることでサブスクリプションモデル化しやすい製品と言えるだろう。実際、ベンチャー企業らが新たな製品を生み出そうと活動するフードテックでは、食材との組み合わせを想定した製品が次々と登場している。従来、調理家電は家電メーカーが、食品は食品メーカーが製造販売するというビジネスモデルが一般的だったが、フードテックを中心に流れは変わりつつあるのだ。

 こうした動きは、「CES 2019」(2019年1月8~11日、米国ラスベガス)の関連イベントとして開催された「FoodTech Live @ CES 2019」でも多く見られた。同イベントでは、スマートキッチンやフードテックに関する展示を行い、報道関係者やインフルエンサー、フードテックコミュニティー向けに披露する。

 FoodTech Liveでは、スマートキッチン関連のさまざまなスタートアップ企業が一堂に会し、キッチンを彩るさまざまなスマート調理家電を展示していた。サブスクリプションモデルに通じる製品を含め、筆者が注目した製品を紹介していこう。

「FoodTech Live@CES 2019」の会場の様子
米国ラスベガスで2019年1月9日に開催された(撮影:安蔵 靖志)
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会場で働く米Bear Roboticsのレストランロボット「Penny」
狭い会場内で人を避けながらビールをサーブしたり、ゴミを回収したり(人から受け取ったり)していた(撮影:安蔵 靖志)
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