清水建設は4月23日、同社技術研究所内に開設した「ロボット実験棟」を報道陣に公開した。技能労働者の不足や高齢化が深刻さを増すなか、同社に限らず大手建設会社各社は現場の生産性を一気に高める切り札としてロボット開発に注力している。かつての反省を生かした「真の生産性革命」の実現に向けて、戦力となるのは技能者と一緒に働ける「協調性」や多様な状況で使える「汎用性」を備えたロボットだ。「建築ロボで生産革命 動画図鑑」では、大手建設会社各社の最新ロボットを動画とともに徹底解剖する。

 建設会社でロボット開発を手掛ける技術者らが、こぞって関心を寄せるのが清水建設だ。ロボット開発に約20億円を投じ、2017年7月には複数の自律型ロボットを導入する次世代型建築生産システム「Shimz Smart Site(シミズ スマート サイト)」のコンセプトを発表。ほぼ同時期に同社技術研究所内に「ロボット実験棟」を開設する力の入れようだ。

 日経 xTECHは公開前の3月下旬、他メディアに先駆けてロボット実験棟を訪れた。そこでは、天井材の取り付けなどを担う作業ロボットや完全自動化を目指す溶接ロボット、2台で連携する搬送ロボットが、現場さながらの環境のなか、コンセプトの完成イメージそのままの姿で訓練を重ねていた〔写真1〕。

〔写真1〕ロボット実験棟を開設
清水建設が2017年7月、同社技術研究所内に開設した「ロボット実験棟」の内部。10社以上に上る協力会社の技術を集結させた試験機の動作確認などを行っている
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