日経AutomotiveのDisassembly Report「軽量化、静粛性向上を徹底 ホンダ『アコードハイブリッド』(下)」の転載記事となります。

 ホンダのハイブリッド車「アコードハイブリッド」は前後ドアのインナーパネルにテーラードブランク材を使っている。テーラードブランク材は、板厚や材質の異なる鋼板をレーザー溶接などにより接合して1枚の鋼板としたもの。その後、プレスで所定の形状に打ち抜く。

 アコードの例では、ドアの前後方向に対して3枚の板を組み合わせており、中央部分を薄い板、ドアヒンジを取り付ける前部、ドアのキャッチャーを取り付ける後部を厚い板としている。ドアヒンジを取り付ける部分の板厚は1.2mmである。これによって、ヒンジ部に追加で補強材を付ける必要がなく、部品点数やコストの削減が可能になった(図6)。

図6 前後ドアの構造
(a)前部ドア、(b)後部ドア。いずれもインナーパネルにはテーラードブランク材を使用しており、ヒンジ側板厚を1.2mmと厚くすることでヒンジ部の補強部材などを省いている。側面衝突における変形を抑制するドアビームはパイプ材である。
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 側面衝突への対応に関しては、ドア内部にドアビームを配置している。このビームにはパイプ材を使っており、コストに配慮した設計だ。ドアビームはボディー骨格部品を手がけるエイチワンが供給している。

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