日経AutomotiveのDisassembly Report「エンジン部品は欧州中心に調達 Volkswagen社『ポロ』(中)」の転載記事となります。

 ポロの部品とともに展示されていた直列4気筒ガソリン直噴のTSIエンジン向けの部品についても触れておこう(図11)。

図11 直列4気筒TSIガソリンエンジン
TDIエンジンとともに展示されていた、Volkswagen社の直列4気筒TSIガソリン直噴エンジン。
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 同エンジンの直噴システムは、Bosch社製のインジェクターと燃料レール、燃料ポンプなどで構成されていた(図12)。TSIエンジンには、スーパーチャージャーとターボチャージャーの両方を搭載するタイプもあるが、同エンジンはシングルチャージ式でターボチャージャー1基のみの構成だ(図13)。展示されていたTSIエンジンのターボチャージャーはIHI製であり、今回分解したディーゼルエンジンのものとは異なっていた。

図12 直噴システムの燃料レール
ガソリンエンジンでは噴射圧が低いため、ディーゼルエンジンと異なり鍛造品ではなくパイプを用いる。
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図13 ターボチャージャー
TSIエンジンではIHI製を使う。
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 樹脂製の吸気マニホールドは、Mann+Hummel社製で、水冷式のインタークーラーを内蔵するタイプである(図14)。またスターターモーターはValeo社のポーランド生産品(図15)が、オルタネーターにはBosch社のスペイン生産品が使われていた。

図14 インタークーラー内蔵型の吸気マニホールド
Mann+Hummel社が生産する樹脂製部品。
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図15 スターターモーター
TSIエンジンではフランスValeo社がポーランドで生産する製品を採用。
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