日経AutomotiveのDisassembly Report「多岐にわたる海外製部品 日産自動車『ノート』(下)」の転載記事となります。

 ノートとマーチでは、一部グレードでステアリングホイールおよびエアバッグ、コンビネーションスイッチも共通だ(図13)。ステアリングホイールは、心材がマグネシウム合金製であり、エアバッグとともにタカタが手がける。コンビネーションスイッチは、ヴァレオジャパン(旧ナイルス)製である。ただし、生産国は分からなかった。

図13 ステアリングホイール
一部グレードでマーチと共通となるマグネシウム合金製ステアリングホイール。タカタが手がける。
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 EPSはコラム式となっており、モーターがジェイテクト製であることから、ECUを除いて同社が生産しているようだ。ECUだけは三菱電機製となっている(図14)。

図14 コラム式電動パワーステアリング
EPS(電動パワーステアリング)のコラム周りのモーターなどの部品はジェイテクト製、ECUは三菱電機製。
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図15 フロントシート
シートはマーチと共通で、フォルシア・ニッパツ九州製。ヘッドレストはウレタン注入発泡ではなく、成形後に縫製するタイプだ。
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 運転席のシートは、マーチと同一形状で、生産はフランスFaurecia社との合弁会社であるフォルシア・ニッパツ九州で行われている(図15)。マーチの場合、タイ製となるが、シートは体積が大きく輸送費が高くなるので、一般的に完成車工場の近くで組み立てることが多い。このため、今回もシートは完成車工場がある九州で生産している。

 ヘッドレストは、国内では生地をあらかじめ縫製しておき、その内部にウレタンを注入して発泡させる成形法が使われることが多いが、ノートではタイ製のシートと同様に、ウレタンを先に成形しておき、それを覆うように後で縫製するタイプとなっている。このため、シートとは別に海外で生産した部品を輸入している可能性が高い。

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