自動車の電動化、自動運転化の時代を見据え、車両の分解とその分析から、新しいクルマに求められる要件や工夫を調べよう――。このような狙いから、日経BP総研 クリーンテック ラボでは、2017年11月からxTECH編集部とともに、日産自動車が同年10月に発売したリーフを分解し、分析するプロジェクトを実施している。

写真1 新型の日産自動車「リーフ」この車両を分解した。
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 このリーフ分解の企画だが、もともとはクリーンテック ラボが運営している新事業創出コミュニティー「リアル開発会議」のプロジェクト「リアル解体ラボ」として始まった。目的は、トヨタ自動車や日産自動車などの自動車メーカーであれば、当たり前に行っている競合他社の製品の分解・分析(ベンチマーキング)を、中小中堅企業ができるようにするというものである。自動車メーカーであれば1社で競合他社の車両を購入し、分析することは可能だが、それほど大きくない企業にとって、予算的にも、人員的にも、1社で実施することは難しいのが実情。そこで、皆でお金を出し合いながら、得意な分野の技術知識を持ち寄って、分解・分析をしようと呼びかけることにした。

 こうしたプロジェクトを進めようと考えたのは、自動車部品を扱う中小・中堅企業にそのニーズがあると推測したから。生態系の頂点に位置する自動車メーカーは、ニーズに応じて部品供給メーカーをどんどん変えていけるが、部品メーカーにとっては、ニーズが変われば、これまでの製品が通用しなくなる。

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