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IT事件史

日経コンピュータ

目次

  • 「WannaCry」がまん延した2017年、ランサムウエアの影にビットコイン

    2017年

     米国でドナルド・トランプ大統領が就任し、韓国の大統領選挙で文在寅氏が当選するなど世界の情勢が大きく動いた2017年は、ランサムウエア「WannaCry(ワナクライ)」の世界規模でのまん延がIT業界の大きなニュースとなった。

  • Suica履歴販売が波紋呼んだ2013年、「匿名加工情報」議論の契機に

    2013年

     東日本大震災以来続いていた沈滞ムードからようやく脱した2013年は、膨大なデータを分析・活用する「ビッグデータ」の盛り上がりが最高潮に達した。一方でこの年は、ビッグデータの負の側面が図らずも明らかになった年でもあった。

  • 動かないオフコン問題が「火を噴いた」1981年

     新潮社が写真週刊誌「FOCUS」を創刊し、それまでなかった写真を前面に押し出すスクープ報道を始めた1981年。IT業界にも新しいタイプの雑誌が誕生した。本誌「日経コンピュータ」である。

  • Windows NTフィーバーが吹き荒れた1997年、「モバイラー」も現れる

    1997年

     1997年。金融不安が吹き荒れていた日本だが、IT業界だけは別の熱風が吹いていた。米マイクロソフトの企業向けOS「Windows NT」が爆発的に普及し、「NTフィーバー」と呼ばれるまでになっていたのだ。

  • 国産OS「BTRON」が日米の貿易問題になった1989年

     昭和から平成へと元号が変わり、後にバブルと呼ばれた空前の好景気の最中にあった1989年。国産技術への自信を持ち始めていた日本のコンピューター業界を揺さぶる事件が起こった。国産OS「TRON」プロジェクトの中核だった「BTRON」が日米貿易摩擦で取り上げられたのだ。

  • 電子決済ビッグバン、Apple Payが日本上陸した2016年

    2016年

     米大統領選挙で劣勢と見られていたドナルド・トランプ氏がヒラリー・クリントン氏を破って当選し、世界経済のバランスが変わり始めた2016年。IT関連では米アップルの決済サービス「Apple Pay 」が日本に上陸し、「iPhone」で10月25日から利用可能になったことが大きなトピックだった。

  • 不正プログラムが猛威を振るった2001年、MSの覇権を揺るがす

    2001年

     アメリカ同時多発テロ事件が発生し、世界の人々がテロの脅威に晒された2001年。コンピューターのシステムやファイルを書き換える不正プログラムの脅威もまた、インターネット上で広がった。

  • 商用インターネットが日本で始まった1993年、iPhoneの「原点」も登場

    1993年

     曙(あけぼの)が外国人力士として初めて横綱に昇進し、プロのサッカーリーグ「Jリーグ」が開幕した1993年。法隆寺や姫路城など、日本で初めて世界遺産が登録されたのもこの年だった。IT業界に目を向けると、インターネットイニシアティブ(IIJ)が始めた日本初の商用インターネットが話題となった。

  • ベネッセから顧客情報が大量流出した2014年、OSSトラブルも多発

    2014年

     理化学研究所が発表した多能性幹細胞「STAP細胞」の不正疑惑で日本の研究開発力への信頼が揺らいだ2014年。民間企業でも、消費者からの信頼を大きく損なう事件が起きた。

  • 二重派遣が禁止になった1986年、IT技術者を取り巻く法制度が変化

    1986年

     1986年(昭和61年)、米マイクロソフトが上場を機に完全子会社の日本法人を設立し、国内代理店だったアスキーとの提携関係を解消した。派遣法施行などによりSEの労働環境が大きく変化したのもこの年だ。

  • 年金情報が大量流出した2015年、サイバー攻撃が社会問題に

    2015年

     2015年(平成27年)、日本年金機構が標的型攻撃を受けて125万件の年金情報が流出した。サイバー攻撃の脅威が国会でも議論され、セキュリティー政策の転換点になった。

  • NetscapeとIEが一騎打ち、Webブラウザー競争が激化した1996年

    1996年

     1996年(平成8年)、前年に「Windows 95」が発売されてパソコンとインターネットが身近になり、Webサイトを見るためのブラウザー競争が激しくなった。現在も情報システムやアプリの開発に使われているJava言語が登場したのもこの年だ。

  • iPad誕生の2010年、東証arrowhead稼働で株式売買高速化へ

    2010年

     2010年(平成22年)、東京証券取引所の次世代株式売買システム「arrowhead」が稼働、欧米の証券取引所に肩を並べる高速システムが誕生した。米アップルが「iPad」を発表し、タブレット市場を切り開いた年でもある。

  • 大手SIが相次ぎ誕生、IT業界が変わった1988年

    1988年

     日本経済がバブルの様相を呈した1988年(昭和63年)、オープン化を契機にNTTデータなど大手システムインテグレーター(SI会社)が続々と登場した。IT業界でSEの人材育成が急務となったのもこの年だ。

  • 架空取引や顧客データの持ち出し、IT業界で不祥事続出の2006年

    2006年

     「J-SOX法」が成立して企業による内部統制の強化が進む一方、IT業界では架空取引など不祥事が相次ぐ――。2006年(平成18年)のことだ。ソフトバンクが携帯電話事業に参入し、大手3社が出そろった年でもある。

  • バブル崩壊の1991年、ウェブとLinuxが誕生

     1991年(平成3年)、いまも現役の技術である「WWW(World Wide Web)」と無償OSの「Linux」が誕生した。インターネットの本格的な普及に向けた中核技術として広がった。先進的な技術や製品を共同開発するオープンイノベーションの先駆けにもなった。

  • IBMが大型アウトソーシングに口火、コンパックがDECを買収した1998年

    1998年

     1998年(平成10年)、大和銀行と日本IBMが情報システムの開発や保守・運用を担う共同出資会社を設けた。アウトソーシングブームの口火を切った形だ。米コンパックによる米DEC買収などIT業界再編の動きも目立った年だった。

  • 特許庁が基幹系刷新を中止、スパコン京は完成した2012年

    2012年

     2012年(平成24年)、特許庁が基幹系システムの刷新を中止する方針を固めた。5年と55億円を投じたが、システムは完成しなかった。富士通と理化学研究所のスーパーコンピューター「京」が完成したのもこの年だ。

  • ヤフーとネットスケープが誕生した1994年、アマゾンの前身も

    1994年

     1994年(平成6年)、米ヤフーと米ネットスケープコミュニケーションズ(ネスケ)が誕生。ポータルサイトとWebブラウザーで気軽にインターネットを楽しめる時代が始まった。PCの全盛期でもあり、米マイクロソフトは我が世の春を謳歌した。

  • NEC社長が電撃交代した2003年、個人情報保護法が成立

    2003年

     2003年(平成15年)1月にNECの社長交代が突然発表され、IT業界に衝撃が走った。中興の祖とされる相談役の解任騒動が伏線となった。個人情報保護法が成立し、住基ネットが本格稼働したのもこの年だ。

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