iPhone Xの販売が不調と報道されているが、なぜ売れないのか。今回は、カメラや顔認証を取り上げつつ、これから買う方がどうするべきか結論をまとめていく。

 2~3年前の古いスマホを使っている方に、最近のモデルを見せると「さすがに写真がキレイですね」と皆さんが口をそろえて言う。当然メインで使っているiPhone Xを見せることが多いのだが、反応は同様だ。

 ところが、そういう比較なら他のスマホでもほとんど変わらない。もう十分以上といえるほど、スマホのカメラはクォリティが上がっているのだ。特に、7~8万円以上の高級モデルは、おしなべて美しい写真が撮れる。

 iPhone Xはデュアルカメラを搭載している。レンズが2つ見えるのが高級モデルの代名詞のように感じるのだが、果たしてシングルレンズとの差は、どこまであるのだろうか?

iPhone Xはデュアルカメラを搭載する
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画質はほとんど違いがない

 今回は、シングルカメラを搭載する高級モデルGalaxy S8+と比較してみた。どちらの写真もとても美しく、はっきり言って引き分けだと感じる人がほとんどだろう。もちろん、色合いや背景のボケ方には、好みの差が現れる。

 iPhone Xの場合は、2つめのカメラがズームに対応する。遠くを大きく映したいときでも解像度が下がらないメリットがある。また、ポートレートモードで2つのレンズを生かして背景をぼかすときに違いが出る。だが、普通に写真を撮るなら、シングルカメラを含めた高級スマホはどれも合格だと思っていいだろう。後は、好みの差やちょっとした違いでしかなくなっている。もちろん、2~3万円クラスの格安スマホとは雲泥の差だが。

 写真や動画をよく撮る方にとって、iPhone Xは256GBモデルが選べるのが大きなポイントだ。相当量の写真を入れっぱなしにして持ち歩けるのが嬉しい。

 もっとも、パソコンに丸ごとバックアップを取る際には容量不足で苦労することになるが。

iPhone Xで撮影した写真
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Galaxy S8で撮影した写真
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 もう、甲乙付けるのが無理なほど両者共によく撮れている。

iPhone Xで撮影した写真
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Galaxy S8で撮影した写真
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 こちらもほぼ同じクォリティなのだが、空はiPhoneの方が美しい。逆に背景の枝は、Galaxyのぼけ方の方が自然だ。