Fringe81は、ネット広告技術やHRテック関連サービスを手掛ける企業。NTTドコモなどと共同で「docomo Ad Network」を運営するほか、組織のスタッフが相互に評価して成果給を送りあうサービス「Unipos」も提供する。これらを、合計50人ほどのエンジニアで担当している。
 このFringe81は、中途採用したエンジニアの離職者をほとんど出していないという。なぜそんなことが可能なのか。技術開発本部 取締役 CTOの東山 友氏に聞いた。

今、Fringe81でエンジニアを募集している理由は。

 Fringe81として新しくやりたいことがたくさんあるのに、エンジニアが足りなくてできない、という理由に尽きます。既に提供している事業だけでなく、新規事業の中でうまく進みそうなプロジェクトでも人を増やしたいのです。

 以前は、新しいプロジェクトを立ち上げるときに派遣や業務委託などで外部から人数を集めていました。しかし、プロジェクトを進める上で一番面白いのは、新しい技術の導入に挑める「新しく立ち上げる」部分です。その一番面白いところを社内メンバーが体験できないのはつまらないし、新技術に関するノウハウも蓄積されない。

 新規開発では特にチーム内のコミュニケーションが重要になりますが、それも社内のメンバーならやりやすい。そしてなにより、そういう面白いところは自分たちで手掛けたい。そういう考えから、自社内にエンジニアを迎える方針にしました。

Fringe81 技術開発本部 取締役 CTO 東山 友氏
(撮影:八木 玲子)
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エンジニアの採用選考に当たって、どんなことを重視しますか。

 Fringe81の企業文化に共感してくれるかどうか、を最も大事にしています。エンジニアですし中途採用ですから即戦力として活躍してほしいので、技術力も重視します。ただ、スキルは後から伸ばせます。それゆえ、新しい技術の取得に積極的で自ら行動する、“自走”できる人材であることを求めます。技術力の高さ以上に、当社に共感してくれて、既にいる仲間が一緒に働きたいと思うかどうかが、選考のポイントとしては重要です。

 スキルについては、当社で用意したチェックマニュアルを使った質問や職歴で確認します。コーディングをしてもらうといった実地テストはしません。プログラミング言語としてはScalaを使う開発案件が多いのですが、元々Scalaが得意というエンジニアは多くありません。入社時には未経験でも、新しい言語を学習しようという意思があって行動に移せるなら十分です。

 現状のスキルは不十分でも、今後の成長が期待できる人材を採用する場合もあります。雇用形態も柔軟で、すぐに正社員というのではなく半年間や1年間という長い期間試しに契約社員として勤務して、その上でお互いが合意して正社員になる場合もあります。

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